ホーム > Fan×Fun KASHIWA > ブログ「にじいろ通信」 > にじいろ通信Vol.5「初報告!にじいろ救命女子の活動」
更新日2018年7月3日
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みなさん、こんにちは!富勢分署で消火隊をしている内倉です。
にじいろ通信では、柏市消防局やにじいろ救命女子に関する事を発信しています。7月、8月、9月は富勢分署で消火隊として勤務している3人がお送りします。ブログ内で消火隊の活動についても掲載する予定ですのでお見逃しなく!!
今回7月のにじいろ通信では、にじいろ救命女子の活動であったジュニア救命士制度とジュニア救命士指導の活動記録についてスポットを当ててみました。
ジュニア救命士制度は、命の大切さや救命法の重要性を幼少期から根付かせ救命率の向上を図るため、平成25年度から柏市内の市立小学校全42校の5・6年生を対象に、短期救命講習を授業の1コマとして導入したものです。この制度を導入したのは県内で柏市が初めてで、小学5年生は「命の大切さ、救命手法の重要性や必要性を学ぶ」、小学6年生は「心肺蘇生法の基礎、身体の仕組みを学ぶ」というのを目的に行われています。
1人1台ずつ簡易的な心肺蘇生訓練用キット(あっぱくんなど)を配り、小学生でも理解しやすいアニメDVDを見ながら心肺蘇生法とAEDの使用方法など応急手当方法を学びます。全員が一度に受講できること、そして1人1台訓練用キットがあることで必ず触れて実施し、受講することができます。
あっぱくん(心肺蘇生訓練用キット)
この短期救命講習を修了した児童には「ジュニア救命士入門認定証」を交付しています。ステップアップを希望する小学生には「救命認定コース(90分)」の講習があります。
ジュニア救命士認定証(見本)
ジュニア救命士は平成24年度にモデル的に10校を実施し、平成25年度から制度化されました。昨年度は42校中2校が事情により実施できなかったため40校が実施し、5,313人が受講しました。そして延べ受講者数はというとなんと約24,000人にもなります!!
梅雨にもかかわらず、よく晴れた6月9日に柏市立田中小学校へ内倉がジュニア救命講習の指導に行ってまいりました!
2時限目は、5年生3クラス115人の皆さんと一緒にあっぱくんの訓練用キットを使って実施。アニメを見ながらやることで分かりやすかったようで皆さん胸骨圧迫ではしっかり音が鳴るまでリズムよく実施でき、AEDは模擬ですが真剣に話を聞いて使うことができました。
そして3・4時限目は、6年生3クラス106人の皆さんの講習でした。6年生は既に5年生の時にジュニア救命士講習を受講しているため、すぐに実技に入りましたが、友達同士協力し合いながらスムーズに心肺蘇生法を行っていました。5年生の講習と異なる点は、訓練用人形があっぱくんではなく大人の講習にも使われている人形です。「本物みたいで怖い!」など戸惑う声や恥ずかしさや緊張で声が小さいことも始めだけで、次第に真剣な表情で自信を持って取り組んでいました。
救命講習は救急隊だけでなく、消火隊の隊員も講習会に出向き、教えています。
心肺蘇生法などの応急手当は一度ではなく、継続的に何度も実施することで手技を忘れず、正確に、何より有効的な心肺蘇生法、AEDの取扱いができると思っております。そして、一番の失敗は何もしないこと。勇気を持って倒れた人に近づいてまずは声を掛けてみてください!!!
今回のにじいろ通信はいかがでしたか?ジュニア救命士制度を少しでも知っていただければと思います。柏市の小学生も救命率向上のために応急手当について学んでいます。見ていただいた方も倒れている方がいたら勇気を出して声をかけ、救える命を救いましょう。救命講習について興味を持たれた方がいらっしゃったら、にじいろ通信Vol.2「救命講習」を見返して是非講習会に参加してみてください!!!
次回のにじいろ通信は8月になります。次回のブログもお楽しみに。
情報発信元:消防局救急課 にじいろ救命女子
所在地 柏市松葉町7丁目16番7(柏市消防局2階)
電話番号 04-7133-0118 | ファクス 04-7133-0167
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