更新日令和2(2020)年12月21日

Fan Fun KASHIWA

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スポーツ観戦で子育ての街・柏

いまから52~3年前

オレがまだ幼稚園児だった頃

父親に南千住にあった東京球場に、よく連れていかれた

柏から常磐線に乗って18分

当時、快速は無かったので鈍行で25分ぐらいか?

 

そこで行われていたのはプロ野球の試合

国鉄スワローズ vs 東映フライヤーズの対戦だった

どうやら当時、父が国鉄関係の仕事をしてて

タダ券がよく回ってきたらしい

肝心の試合内容は全然覚えてないけど

ナイターの眩しい光と群衆の迫力が強烈に記憶に残ってる

 

なんでこんなコトを急に思い出したのかと言うと

先日のJリーグ最終節、レイソルvs川崎をゴール裏で観戦した

その時、オレの目の前に座っていたのは小さな女の子(推定2才)とお母さん

女の子はレイソルの江坂選手のユニフォームを着ていた

たぶんお母さんが江坂選手が大好きで娘にも着させている(推定)

そして・・・どうやら女の子はサッカーに興味がないようだ(推定)

 

う~ん、似ている

この様子は52年前、東京球場に通った河合親子にソックリだ

オレは野球のルールも知らずに観戦していた

女の子もルールどころかサッカーという競技を理解してないかも

だが女の子が唯一知っているコトがあった

それは今年Jリーグ得点王のオルンガである!

日立

数あるJリーグのスタジアムでトップクラスの臨場感!それが日立台

 

ピィ~!さあ試合開始だ

女の子は元気で同じ文言を繰り返している

「オルンガどこ~!?ねえオルンガァァァァ~~~!!!」

お母さんが「ホラ、アレよ、あの14番よ」と説明しても

「オルンガァァァァ~~!ねぇねぇドコ~?オルンガァァァ!」

と女の子は叫び続ける

たぶん女の子は、まだ10までしか数えられないのだ

14番と言われても、わからない!(推定)

 

前半5分、女の子の叫び声が変わった

「オルンガ大好き~!オルンガ大好きィィィィ~!」

オルンガを認識できたのだろうか?

だが女の子の視線はお母さんに向いている

何かをお母さんにアピールしたいのだろうか?

だがお母さんは試合に集中している

「オルンガ大好き!大ちゅきぃぃぃぃ~!」

女の子のテンションはグイグイ上昇

お母さんの体を揺さぶり「オルンガちゅきぃぃ!」と叫び続ける


前半8分、このままじゃお母さんが試合に集中できない

お母さんはカバンからバナナを取り出した

すると女の子は無言でバナナを食べ出す

女の子はバナナに集中しておとなしくなる

おおお!さすが子育て真っ最中のお母さん、子供の扱いに慣れてる

女の子、すごい勢いでバナナを食べてる

これが育ちざかりってヤツですね、ウンウン

 

前半10分、バナナでかせいだ時間は2分だけだった

女の子は再び叫び始めた

しかも意外な言葉を!

「帰ろぉぉぉ~!もう帰ろうぉぉぉ~!」

ちょっと!まだ前半10分だよ!

さすが2歳児、飽きるのが早い

おそらく大人と体内時計の速度が違う

物事に集中できる時間は2~3分なのである

 

だが、お母さんは試合に集中していた

子供の「帰ろう攻撃」と「お菓子買って攻撃」に屈してはイケナイ

「帰ろう!帰ろう!帰ろぉぉぉぉ!!!!」

女の子は叫び続けるも、30回ほど叫ぶと諦めたのか急に静かになった

これでお母さんも安心して試合に集中できる、よかった

 

前半14分、オルンガの先制点が決まる!

ウォォォォォ~ッ!日立台は沸き返る!よっしゃ~~!

さすが得点王、今年はオルンガがポンポン得点してイイ気分だ

2歳児女の子もさぞ喜んでいるだろう

オレが女の子を見ると・・・ナント!

 

寝ている!

ス~ピ~寝ているぅぅぅ!

 

バナナを食べ終わってお腹一杯になったのだろう

1分で熟睡とは恐れ入る

これが育ちざかりってヤツか

そして試合は柏2-3川崎で逆転負けした

だがオレは全然落ち込んでいない

なぜなら2021年1月4日

新国立競技場でおこなわれるルヴァン杯決勝戦

そこで優勝するのは・・・

レイソルだからぁぁ!!!

絶対にレイソルだからぁぁぁ!!!

 

たぶん2歳児女の子とお母さんも

新国立に観戦に来るだろう

どこかの席で寝ている女の子が居たらそっとして欲しい

なんたって育ちざかり、寝る子は育つのだから

万が一、新国立でもこの親子がオレの目の前の席になって

帰ろう攻撃が発動された時のコトを考えて・・・

バナナを持っていくよ

お母さんは試合に集中して!

ガ~ッハッハッハ!

 

(つづく・・・試合はTV中継されます!)

情報発信元:パッパラー河合の とことん!KASHIWAマイ・ラブ

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パッパラー河合のとことん!KASHIWAマイ・ラブ

柏市出身ミュージシャン

生れも育ちも柏市のパッパラー河合さんが、地元発の魅力を紹介します。