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更新日令和2(2020)年7月10日

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【第134号】全滅の手賀沼ハス群生地

【第134号:全滅の手賀沼ハス群生地】

筆者は、40年余りこの地に住んでいますが、こんな状況を見るのは初めてのことです。
なんと「手賀沼のハスが全滅」しているのです。
2,3年前まではハスが繁茂しすぎて、いかにして繁殖を防ぐか関係者が苦慮してたというのに。悲しいことです。手賀沼の名物が無くなってしまったのですから。
浜田県議さんのホームページによれば(転載許可済)「昭和23年頃、岩井地区の農家が市場出荷するために市川市の行徳から種根を取りよせ、沼内の浅瀬や、付近の水田で栽培していたものだといわれています。当時の手賀沼には、完全な堤防もなかったので、根茎が沼地内へ伸びたり、出荷時に沼の澄んだ水で蓮根を洗った際に不良品として捨てられたものが自生し、50年の歳月を経て10ヘクタールにも及ぶ大群生地となりました。又、蓮葉の下は小魚の産卵場所となっており、蓮の実は手賀沼で越冬する鴨等、水鳥の貴重な餌となっています。」と掲載されています。

これは昨日2020年7月9日、雨のハスの群生地です。全くハスがありません。壊滅状態です。
この状態をマスコミも注目し、新聞社1社、TV局が2社取材していました。

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あ
本当に驚くばかりです。なぜそうなったのか、原因はわかっていません。

以下は、このブログでもお知らせした「懐かしの手賀沼ハスの群生地」写真です。
<【第63号】2017年7月>

あ
こんなに咲いていたんですね。

<【第87号】2018年6月【第89号】2018年7月>

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繁茂しすぎて、刈り取り方法を検討していた時もありました。

<【第107号】2019年6月>

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これは昨年ですが、なんと今日の状態を予見してたような減少したハスの群生地でした。

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ところが、【朗報】なんと先日7月6日、友人がハス見物用桟橋内にハスが咲いてるのを発見したとの報を受け、さっそく取材してきました。
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7月6日撮影 二輪が元気よくその姿を見せてくれてました。

あ

あ
強風にあおられ、わずか3日で散ってしまいました。新たな花があと数日で咲くでしょう。
あ

(7月9日午後)
現在、ハス見物用桟橋は、立ち入り禁止になってますので、近くに行ってみることはできませんが
柏土木事務所の許可を得て特別に近くまで行き撮影することができました。

残念ながら、今年は蓮見舟も納涼船も出航されないようです。寂しい手賀沼の夏になりそうです。
来年はいったいどうなることでしょう。どうか復活してほしいものです。

それでは、最後にいつもの手賀沼の朝をどうぞ。

あ

ああ
6月21日 午前4時過ぎに撮影しました。
それでは今回はこの辺で。

情報発信元:柏人への道(ぐる~っと手賀沼)

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ぐる~っと手賀沼

執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!