更新日2021年6月28日

 

Fan Fun KASHIWA

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心のオアシス~喜多そば

蕎麦屋には2種類の蕎麦屋がある

気取った蕎麦屋、そして庶民の蕎麦屋である

人間は24時間、気を張っていると疲れる

たまには気を抜いてダラダラと過ごしたい

みんなが憧れる総務課のマドンナ順子さんだって

家に帰ればハイヒールを脱いで、化粧を落として

胡坐をかいて、ヘソを掻いて、大あくびをしたいのだ

 

蕎麦屋だってそうだ

そば粉の割合が8割だァ~10割だァ~とか

そば粉は北陸に限るぅ〜!とか

最終的には「ウチの暖簾は江戸藍染め生成りだァ〜!」とか

まあ・・・こだわりも大事なんですけど

こだわらない!気にしない!

ってのも長生きの秘訣なんですよ

 

JR柏駅ホームには2軒の駅そばがある

3・4番線、快速ホームには、いろり庵きらく

これは比較的新しい店舗で、蕎麦粉6割小麦粉4割の蕎麦

店内にも「蕎麦へのこだわり」みたいな説明書きがある

そして1・2番線、千代田線のホームにあるのが喜多そば

ここが昔ながらの気取らない蕎麦屋である

カレーで言えばボンカレーやカレーヌードルだ

たま〜に食べたくなるでしょ?

こだわりスパイスだ〜本格インド風だ〜とか難しい事言わないでね

フイに行きたくなる蕎麦屋、それが喜多そばだ

 

かわいさん

 

さてと何を注文するかな・・・

メニューには蕎麦以外にも、うどんはもちろん

カレーやラーメンまである

イイねッ!この適当さがいいのである

老舗の蕎麦屋が「ラーメン始めました」なんてことをしたら

もう評判ガタ落ちのメタ落ちだろう

だが喜多そばに世間の評判は関係ない!孤高の存在だ!

いや〜なんかね〜リラックス出来るんだよなぁ

まあまあ、今日は無礼講で行こうじゃないか

そば粉?何でもイイよ、砂じゃなきゃイイよ

そば粉の割合?何でもイイ、入ってりゃイイよ

 

え〜っと、それじゃあ・・・ざるそばください!

「はいよ〜ざるね〜」

店はオバチャンが一人で切り盛りしている

オレもオジチャンだが、あえてオバチャンと言わせてくれ

昔の駄菓子屋のような、角のタバコ屋のような

そこにいるのはオバチャン一人でいい

 

とり

 

お?店内に写真が飾られている

これは・・・鳥だが・・・何だろう?

下に小さく「手賀沼公園~ホオジロカンムリツル」と書いてある

おそらくアマチュアカメラマン渾身の一枚に違いない

撮影者は喜多そばの店員さんか、もしくは常連さんだろう

イイねッ!蕎麦とは全然関係ない自慢の写真

インテリアコーディネーターが激怒しそうな場違い感

でもね、いいんですよ、これで

気取ってたら疲れちゃいますよ、ホント

「おまちど〜さま〜ざるそばね〜」

 

喜多そば

 

うむ、ざるそばだ

ネギとつゆとわさび、必要十分で330円、これでいい

ではイタダキマ〜ス!

ネギとわさびを全部ツユに入れてグリグリ混ぜる

で、蕎麦をツユにヒッタヒタにつけこむ

喜多そばでツユは蕎麦の3分の1!なんて気取る必要はない

ズズズゥゥゥ〜!ズビズビ・・・モグモグ・・・

美味い!やっぱり蕎麦はツユだろ!ガ〜ッハッハッハ!

ズズズゥ・・・ウンウン美味しいよ

そば粉の香り?

そんなこと、気にしないよ!

ボンカレーを食べる時にクミンとナツメグの配合量を

気にする輩がいるのだろうか?

ズズズゥ・・・いや〜至福の時だな

 

かわいさんとそば

 

ガラガラ・・・

お、スーツを着た紳士が入ってきた

かき揚げ蕎麦(390円)を注文している

オレの見立てだと、この紳士は霞ケ関の官僚だな

実は千代田線利用者には官僚が多いと聞く

霞ケ関、国会議事堂前、大手町まで直通運転だからだ

もしかしたら、この紳士は財務省官僚で

毎日数千億円を動かしているかも

もう神経はズタボロだ・・・

そんな紳士の心の休まる場所、それが喜多そばだ(想像)

390円の蕎麦を食べてる時だけ

数千億円のコトを忘れられる

そして気持ちも新たに仕事に励める!

 

喜多そば・・・

実は、この蕎麦屋が

日本を支えているのかもしれない・・・

 

よし、蕎麦も食べ終わった

帰るとするか・・・と、その前に

オレ「そば湯ありますか?」

オバチャン「ゴメンね~ウチないのよ~」

いいんです!なくていいんですよ!

蕎麦は腹が膨れりゃ~イイんですよ!

聞いたオレが愚かでした、すまないオバチャン

じゃあね、御馳走様~

ふと横を見ると、別の紳士がカツ丼を食べていた

この立ち食い蕎麦屋はカツ丼まであるのか!

この紳士は・・・農林水産省だな

ブタの味を確かめてる(想像)

紳士諸君!日本を頼んだぞ!

 

(つづく・・・完全に蕎麦の季節ですよね~)

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柏市出身ミュージシャン

生れも育ちも柏市の、パッパラー河合さんが、地元発の魅力を紹介します。