豊四季台団地を行く～その2「柏地域医療連携センター」

さて先週の続きです

豊四季台団地の中に突如出現した

「柏地域医療連携センター」とは何なのか？

なんの変哲もない普通の建物に見えるが

日本最先端の地域医療への取り組みが行われているという

 

ふむ・・・医療の最先端か・・・

超人バロム・1のような魔人や改造人間を作ってるのか！

それとも仮面ライダーのようにバッタと人間の融合か！

と、小ネタを挟んで気持ちをほぐしたところで・・・

さあ本題に行きましょう

今回、説明をしてくれるのは

この建物に勤務している柏市職員の佐々木陽子さんです

 

 

こんにちは佐々木さん、初めまして！

佐々木さんは・・・保健師！？へぇ・・・

看護師や医師と異なる視点で市民の健康を見守るような存在？へぇ・・・

つまり・・・ど～ゆ～コトなんでしょうね

え？注射が打てるの！？なるほどですね～ウンウン

 

佐々木さんはとある大学の大学院まで進学して

国際保健学、公衆衛生学を学んだ、そりゃ～立派な人です

しかも6才、2才のお子様も育てている

しかも毎日、隣の県の自宅から柏市に通っている

そして日本最先端の医療を柏市民に提供しようと働いている

素晴らしい！なんて偉大な人物だ！GREATです！

オレはいまモーレツに感動している・・・

うう・・・うう・・・ぐふっ・・・(嗚咽)

皆の者！頭が高い！控え！控えろぉぉ！

って言いたい気分になってきました

じゃあ佐々木さん、お話、お願いします！

 

佐々木

河合さん、この豊四季台団地の高齢化率を御存じですか？

つまり65才以上の住民の割合です

実は40％なんですよ、これヒジョーに高い数値なんです

まあ昭和40年代に建築された公団、まあ団地ですね

全国どこでも、高齢化が進んでます

そこで問題になってくるのが医療と介護なんです

高齢になると移動手段も限られてくる

じゃあ在宅医療にするのか、入院するのか

歩けなくなったら？認知症になったら？

そして最期はどこで迎えたいのか

ね、いろんな課題が山積みなんですよ

 

河合

わかります！ウチの93才の母も

「ピンピンコロリ希望！」と毎日言っております、ハイ

 

佐々木

え、ええ・・・そうですよね

で、意外と難しいのが横の繋がりなんですよ

高齢になると体のあちこちにガタがくる

外科、内科、眼医者、歯医者、と盛りだくさんです

そのお医者さんの調整だけでも難しいのに

そこに、介護、送迎、デイサービス、入居型ホーム

これらを複合的に、考えないといけない

 

で、幸いにも柏には東京大学の柏の葉キャンパスがあり、

そこで最先端の研究をしている

そしてURの豊四季台団地の建て替え時期も重なった平成22年に

よし！じゃあ東大・UR・柏市が連携して

先進的な医療連携の仕組みを考えて行こう！と、チームを編成

この柏地域医療連携センターが設立されたのが平成26年です

それから地域の医療職・介護職や東大の先生方がココで会議してます

もちろん、少しずつ結果もだして

仕組みを作り、高齢者の住まいも誘致しました

そんな取り組みが国にも評価されまして

今この「柏プロジェクト」が

地域医療の最先端のモデルケースとなってます

 

河合

なるほど・・・

そんな医療を享受できる柏市民は幸せである・・・

と思います・・・

でも佐々木さん・・・もう・・・

オレの脳のメモリーがパンパンです・・・

 

佐々木

ですよね～スミマセン！

あ、団地のショッピングセンターに

週二で唐揚げ屋さんが来るんですよ！

ムッちゃ、美味しいですよ！

すぐそこなので、行ってみましょう

 

　この大量の唐揚げ、これで500円です　安い！美味い！早い！

 

パクッ！油！肉！美味い！

ナニナニ、門外不出の秘伝の味か・・・

味処ぎん亭柏総本店、なるほど柏市高田のお店なのね

御主人、唐揚げ売れてますか？売れてる？

でしょうね、だから豊四季台団地まで売りに来てる

パクパク・・・いや～美味い

この油が美味しいんだろうね

でもアレだな、オレも唐揚げばっかり食べてると

絶対に成人病になるだろうな・・・

ねえ佐々木さん？

 

佐々木

そうですよ、気を付けないと！

でも美味しいってことは

体が欲しているとも考えられますね

でも、何事もほどほどがイイと思いますよ！

 

ですね～なるべく柏地域医療センターのお世話にはならぬよう

気を付けますね・・・ムシャムシャ、美味い！

でも、いざって時には柏地域医療センターがある！

これが安心な生活に繋がりますよね、パクパクッ

美味い！お腹いっぱいだ・・・イカンイカン

 

(つづく・・・豊四季台シリーズは次週で終わりです)

【令和3年（2021年）11月8日掲載】