老舗パン屋・アミーのお母さん

高齢化社会だ～、なんて言われてますよね

そこで話題になるのが何歳まで現役で働くのか？ってコトです

「ボクは一発当てて若くして引退、毎日釣りをするのが夢さ！」

って人もいますね、ええ、結構いると思います

でもオレは、いつまでも元気で働きたいと思う派なんですよ

具体的な目標も決めてます、ハイ～

86歳までギターを弾きまくりたいです、ハイ～

 

なんで86歳かといいますと

加山雄三さんが85歳で「ボカァ紅白歌合戦を卒業します」と宣言

ってコトはですよ・・・

オレ(62歳)とサンプラザ中野くん(62歳)で23年後の大晦日

86歳で紅白歌合戦に出場すれば日本最高齢で紅白出場！

って栄光を手に出来るんですよ、いや～これはスゴイですよ

ええ、今のところコレを目標に頑張ります！

 

で、柏でも「ああ、あの人はまだ元気で働いてるかな？」

ってお店がいくつかありますね

その一つが柏駅東口、ファミリかしわ1階にあるパン屋のアミー駅前店（以下、アミー）です

創業86年なので柏駅前商店街の生き証人といってもいい

そこで働くのはアミー2代目の奥様、伊藤せい子さん(86歳)です

86歳！オレの目標年齢じゃないですか！ハハァ～ッ(敬礼)

 

いつも元気です、せい子さん

 

先日、いつものクリームパンを買いに行きました

オレ「どうです？景気は？」

せい子さん「ええ、なんとか頑張ってますよ～

でもね河合さん、最近ね～卵がね～値上がりしちゃって～

もうホント大変なんですよ、小麦も値上がりでしょ？

それにね、このクリームパンは特に沢山、卵を使うんですよ

でね、コスト的にもう無理だぁ・・・ってコトになって

20円だけ値上げさせてもらったんです(200円→220円)

ホント申し訳ないんですけどね

でもみなさん、相変わらず買いに来てくださって

値上げも仕方ないよねって言ってくださるんです

ありがたいですホント」

 

はいはい、卵の仕入れ値爆上がりってのはオレでも知ってますよ

むしろよく20円の値上げで済んだなって感じですよ

そして、せい子さんとオレの会話はまだまだ続きます

まあアミーに行く目的は、買い物半分、おはなし半分なので

 

「あのね河合さん、ワタシね、骨折したんですよ・・・

膝が悪くて手術をして、成功したんですよ

お医者さんに『術後、着替えは椅子に座ってすること』って言われて

それをコロッと忘れて、立って着替えてたらグラァ～～と転んで・・・

で、骨折です、1か月入院です」

 

 

こ、こ、骨折ゥゥゥ！！ヒィィィ～！

しかも86歳の御高齢で！痛い痛いイタタタタ・・・

よく治りましたね～ヘタすりゃ命とりですよ、ホントに

普通に歩いてるじゃないですか、スゴイですよ、治癒力

やっぱり働いてるから元気なんですよ

毎日ね、店に出てお客さんと話してね、それが元気の源ですよ

うん、見習いたいです

いや、パン食べてあやかりたいです

 

 

写真は3代目・伊藤佳正(いとうよしまさ)さん、57歳です

アミーの社長でもある伊藤さん、いつも元気にパンを焼いてます

57歳でしょ？まだまだ～ッ！あと30年は頑張って欲しいです

それでこそ柏の老舗ですよ、ハイ

 

 

ま、老舗の証明と言えばコレでしょうね

「シベリア」です

いま現在、シベリアを売っているパン屋、見たことないですね

シベリア食いてぇぇぇぇ！と思い立ったらアミーにくるしかない

いや～伊藤さん(代々)、上手い商売を考えたなぁ

 

さてさて、なんでこのパンをシベリアって呼ぶのか？

諸説ありまして、明確な答えはないようです

パンの形はバラライカが近いと思うんですけどね、ハイ

 

 

さてと、じゃあ頂きますか！

クリームパンとチョコクリームパンです

 

 

クリームパン、割るとコクのあるクリームが詰まっています

甘さで勝負じゃないんです、コクで勝負しているクリームです

モグモグ・・・ウム、仕入れ値爆上がりした卵が効いているッ！

クリームだけで売って欲しいな・・・ペロペロ

 

チョコクリームパンは夏場は売ってません

何故なら完全に「生」なので暑いとイカンらしいです、衛生的に

要するに混じりっけナシのチョコクリーム！

それは美味しくて当然だ！モグモグ・・・

うむ、あっさりしたチョコクリームなんですよ

チョコクリームだけで売って欲しいな・・・ペロンッ

うん、美味しかったご馳走様！

 

それにしても、母せい子さんの元気さにはビックリです

やっぱり何歳になっても働く場所があるってコトは素晴らしい

社会に必要とされているワケですよ、生きがいですよ

いつまでもファミリかしわ1階にアミーがあって欲しい

ヨロシクお願いしますね～

 

(つづく・・・シベリアファンは多いと思う)

【令和5年（2023年）5月15日掲載】