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更新日令和5(2023)年11月13日
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パーラーナルシマ 50th Anniversary
柏駅南口を降りて柏モディの正面広場の横に
パーラーナルシマがある
「パーラー」ってのは昭和の時代、洒落た喫茶店につけられた
つまりこのパーラーナルシマは、かな~り昔から存在する
調べてみるとパーラーはフランス語で談話室って意味らしい
ヘェヘェ!知らなかったわぁ、勉強になるなぁ
「え~っとですね、このパーラーナルシマが開店したのは
もう50年前になりますね、私が小学校5年生の時です
長崎屋ができて2年目から営業してるんですよ」
そう語るのは経営者の直美さん
共同経営者はお姉さんの志のぶさん
しかし50年か、柏髙島屋と同い年ですね、ウンウン
とっても元気、上品な笑顔がステキな直美さん
52年前の柏駅東口、現在の二番街のドン・キホーテの場所に
巨大スーパー長崎屋を建設することになった
直美さんの父親は当時、ココで成島建設という会社を経営していた
そして長崎屋のビルは完成し、父親はビルの地権者の一人となり
お母様が、そのビルの一角で始めたのがこのパーラーナルシマだ
お母様は既に引退していて、現在は娘2人で経営している
50年前だとオレは中学1年生でして
さすがに「ちっと茶でもするかな~」なんてコトはしません
背伸びしてマクドナルドでマックシェイクが限界です、ハイ
それにしても古い喫茶店ってのは趣がありますね
オレ世代には懐かしさ満点です
そして若者には新鮮に見えるらしいですよ、噂では
テーブルにはナプキン、コーヒーシュガー、爪楊枝
ま、ここらへんは昭和パーラーの必需品
造花のブーケ飾り、コレがナルシマのこだわりを感じさせる
ウチは純喫茶ではないのよ!パーラーなのよ!と
うん、聞こえる、直美さんの心の叫びが聞こえる
父ちゃんのポーが聞こえる・・・くらいに聞こえる
さて、それでは注文しますか
よし、自家製プリンとコーヒーいってみましょう!
これは・・・まさに在りし日のフルーツパーラーのそれだ
オレが子供の頃「今日はデパートの大食堂でプリン食べるんだ~い」
と大騒ぎして食べた、あのちょっと固めのヤツだ
しかも林檎のウサギまで添えられている、完璧ッ
ではイタダキマ~ス!
ズズ・・・コーヒーむちゃ美味しいですやん!
チラっと厨房を覗くとサイフォンで淹れてました
くぅ・・・そのこだわりがタマランチ会長!
さてプリンはどうだ?ムニッ・・・うむ、適度な硬さである
みっちりと旨味が凝縮されている
とろけるプリン?なにそれ?これがプリンの正道なのだッ!
そんな声が厨房から聞こえてくる
父ちゃんのポーが・・・(以下省略)
直美さんは生まれも育ちも柏、世代もオレに近い
止めどもなく話はつづく
長崎屋が出来る前、ココに氷屋さんがあったコト
その氷屋さんが余った水でプールを営業してたコト
扇屋の屋上にミニ遊園地があったコト
ま、扇屋も長崎屋も最近は知る人が少ないですね
(直美さん)
ウチは古いんで常連さんが多いんですけど
最近のレトロブームで若い人も来るんですよ
50年で柏の街は変わったか?
う~ん、変わらないですね
いつもここら辺は賑やかで、それがず~っと続いてます
ちなみに厨房の男の子はワタシの甥っ子です、ハイ
都内の某高級ホテル厨房で修業して戻ってきました
なので洋食が得意なんですよ、ホ~ッホッホ
そう聞くと、急にオムライスが美味しそうに見えてきた
ほうほう、あの「むこたま」の卵を使ってるのか
高級タマゴじゃないですかぁ!なんてリッチなんだ!
自家製ハンバーグも国産の上質お肉を使ってる?へぇへぇ!
ウチは素材にこだわりますよ!それがナルシマ魂ですよ!
そんな声が聞こえる・・・厨房から聞こえてくる気がする
父ちゃんのポ・・・(以下省略)
(直美さん)
実はですね、ワタシ姪っ子もおりまして、さつきって名前でして
彼女は都内の洋菓子屋で3年、パリで3年、ケーキの修業をしまして
そしてつい最近、日本に帰ってきまして
パーラーナルシマの一角でスイーツを作ってるんですよ
ええええッ!?なんてこったい!
一族そろってパーラーナルシマに特化しているぅ!
なるほど・・・それでは・・・
「見せてもらおうか!
フランス仕込みのケーキの性能とやらを!」
↓翻訳↓
「そのケーキを食べますぅぅ!」
そんなワケで来週のとことん柏マイラブは
『姪っ子さつきケーキを作る』
『さつきのモンブランは化け物か!』
『さつき夢を語る』
の3本です~
(つづく・・・モンブラン必見です!)
【令和5年(2023年)11月13日掲載】
パッパラー河合のとことん!KASHIWAマイ・ラブ