更新日令和6(2024)年4月15日

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CAFE de CRIE livre

昔の喫茶店にはスポーツ新聞が置いてあったんですよ

スポニチ、報知、サンスポ、ニッカン、と各誌を取り揃えてまして

もちろん、それらは無料で自由に読めます

それがお客さんへのサービスだったんですね

まあアレです、今の無料Wi-Fiみたいなもんです

で、たくさんのお客さんが何度読んでもバラバラにならないよう

端っこをホチキスで止めてあって

夕方には新聞がヘロヘロになってましたね

 

ギィィ・・・カランカラン

ドアのベルを鳴らしながらオジサンが喫茶店に入ってくる

入り口付近のマガジンラックを物色してスポーツ新聞を手にする

そして奥の席にドカッと座って「おね~さん!ホットひとつ!」

と叫びながら熱いおしぼりで顔をゴシゴシ、ゴシゴシ

拭き終わると、プッハ~!ンカァァァ~!とか言うワケですね

ま、これが昭和の喫茶店の風景です

 

最近はカフェでスポーツ新聞を読んでる人、いませんね

でもね、オレは思うんですよ

カフェでMacを広げてドヤ顔なんてもう流行りませんよ

今こそ!オシャレカフェでスポーツ新聞ッ!ですよ

今こそ!新聞復古の大号令!ですよ

 

え?ちょっと無理がある?やっぱそう?

じゃあせめてオシャレカフェで読書、コレにしましょう、ハイ

さてさて、そんなワケでやってきました

柏髙島屋新館5階「CAFE de CRIE livre」であります

 

02

 

ココはですね、一言で言えばシャレたカフェ、なんですが・・・

なんと!カフェの向かいにある、くまざわ書店の本を読んでイイ!

ってヤツなんですよ

説明文には、こう書いてあります

「当店はご購入前のくまざわ書店の書籍をお持ち込みいただく

ことができるBOOK&CAFEでございます」

へぇ・・・なんかスゴイですよね

でも何年か前から、このスタイルありますよね

読んでみて気に入ったら買ってね~ってコトなんでしょう

 

え~っと、まずは飲み物を注文しなくちゃ

何にしよう?たまにはアイスティーにしよう、そうしよう

んでと・・・本を物色しに書店にGO!

 

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なんかね、読んでイイよ!って言われると何を読むか迷うんですよ

一応、漫画本、週刊誌、等々、そこらへんはNGみたいですね

そりゃそうですよ、少年ジャンプを読まれたら商売あがったりッス

ドヤ顔をしたいなら学術書とか美術の本を読めばイイんでしょ?

んで、眉間にしわを寄せてフゥとかため息つけばイイんでしょ?

 

よし、じゃあ歴史書でも読むか・・・

ただしゴジラの歴史書です、ハイ~

 

3

 

いや~こりゃイイですわ

なんかこう、自分がインテリになった気分ですわ

小説を読むのもいいですけど、時間がかかりますからね~

途中まで読んで面白かったらお買い上げ、もしくは明日もくる

そ~いや「速読」ってあるじゃないですか

スゴイ勢いでページをめくって、5分ぐらいで小説を読んじゃうヤツ

「斜めに読むんですよ、ザーッとね」なんて言ってましたけど

あれ本当に読めてるんです?なんか信じ難いんですよ

 

やっぱり紙の本はイイですね、ロマンがあります

本棚にズラーっと百科事典!ええ、ロマンです

まあ、あの全数十巻の百科事典を有効活用してる人って

ほぼいないと思いますけどね、あれはインテリアなんですよ、ハイ

 

店内を見回すと、それほど本を読んでる人はいません

やっぱりね~スマホ文化になってからは、そんな感じでしょう

まあでも、たま~に電車でも小説読んでる人いますよね

よし、久々に読んでみるか~小説

ワタクシのお気に入りは筒井康隆(つつい  やすたか)「家族八景」ですね

もう何十回も読んでますね、ええ

そんなワケで、たまには「CAFE de CRIE livre」で

優雅な時間を過ごしましょう

 

(つづく・・・でもワタクシ漫画本の方が好きです)

【令和6年(2024年)4月15日掲載】

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