更新日令和7(2025)年4月22日

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旧手賀教会堂 in 沼南

東京の御茶ノ水に「ニコライ堂」ってありますよね

先日、ちょっと歴史ラン(史跡を巡るランニング企画)で立ち寄って

鐘の音を聞きまして、ウン、なかなか趣があってイイもんだな~

なんて感心しました

 

日本のお寺は、ゴォォォォォォォ~~~~~ン

これも心が静かになってイイんですけど

教会の、キンコ~ン キンコ~ン キンコ~ン

これもなんか静粛な気持ちになりますよね

ま、両方ともそう思えるような音色になってるんでしょうね

 

ニコライさん(ロシア人)は江戸時代末期に日本に来て

明治の時代になってからキリスト教の布教を初めたそうです

で、「ニコライ堂」を設置したのが明治24年なんですけど

ナントその12年前の明治12年、ニコライさんの信徒によって

柏(旧沼南地区)に教会が設立されてたんです!

そして、今でも教会堂が現存してるらしいんですよ

いや~知らなかった

こいつぁ柏マイラヴァーとして、この目で確かめる必要がある

よし、では早速、行ってみよう!

 

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でた~!ココが「旧手賀教会堂」であります

想像していた教会堂と違います、完全に昔の民家であります

それもそのはず、近隣の民家をココに移築して教会堂として使ったそうです

でも、よ~くみると・・・

 

2

 

さりげなく窓枠が教会っぽくなってるんですよね~

まさに和洋折衷ってヤツです、ハイ

よし、さっそく中に入ってみるか、お邪魔シマ~ス!

 

中には案内係のFさん(72歳)がいて、いろいろ説明してくれた

Fさんは50年前、長崎から柏に移住してきて

手賀西小学校の教師をしていたそうだ

退職後は、ココで案内係をしている

 

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Fさん「当時の人々は、ココでお祈りしたんですね~」

飾られている絵は、ニコライさんが手賀教会に下賜されたものだそう

ニコライさんは熱心に手賀沼付近を巡って、布教活動してたらしいです

 

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で、手賀教会堂から見える手賀沼の景色がえらく気に入って

飽きずに沼を眺めていたそうです

現在は手賀沼周辺は干拓事業で田んぼだらけですけど

明治期は広大な湖面が教会堂の眼前まで広がってたようです

 

で、よく映画でみるんですけど

赤ちゃんのオデコに聖水をかけて洗礼式やってますよね

で、赤ちゃんがオギャーオギャーと泣いちゃうヤツです

じゃあ手賀教会の洗礼はどうやってたのか?

 

 ↓コレです↓

5

 

いや~たらいですよ、タライ!

これも和洋折衷なんでしょうね、日本風にアレンジしちゃうんです

いや~面白いな~、旧手賀教会堂、歴史好きなら一度は来て欲しいです

 

Fさんの説明は実に丁寧でわかりやすいんです

さすが元教師って感じです

 

Fさん「私自身は別にキリスト教徒ってワケじゃないんですけどね

でも、柏にむかしこんな教会があったってコトを知って欲しいです

あまり柏市民のみなさんに知られてないんですよね」

 

さすが!元教育者!聖職者のごとし!

みんなも時間があったら旧手賀教会堂に行って

Fさんのお話を聞きましょう

でも例によって交通の便がイマイチなんですよね

 

Fさん「バス?2時間に一本なんですよ・・・

クルマのが便利かな、駐車場はありますので」

 

Fさん、了解です!

いや~旧沼南地区はスゴイですね

掘れば掘るほど、いろんなモノが発見できて、楽しいです!

 

(つづく・・・沼南地区、イチゴ農家も多いんですよね~ゴクリ)

【令和7(2025)年4月22日掲載】

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