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更新日令和7(2025)年11月18日
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有形文化財・染谷家住宅
映画好きも洋画派、邦画派、アニメ派とかいろいろあるように
歴史好きも時代別でして、いろいろあるんです
先週は縄文時代の土器の話題でしたけど
今週はみんな大好き~ッ!江戸時代でござる
なんとナント柏市にですよ、
国登録有形文化財、国登録記念物、があるんですよ
それも寺社仏閣とか堅苦しいヤツではなく
フツーの民家です、地域のお金持ちの民家です
江戸時代の民家、これは貴重ですよ
それにね、見学するにはこれぐらいが丁度イイんですよ
だってホラ、財閥系ぐらいのお金持ちになると、
撞球室だ~執事室だ~音楽室だ~と、ファンタジーに突入してますから
見学しててもフ~ンって感じで、あまり共感できないんですよ
でも普通の民家、たとえお金持ちだとしても、豪農、庄屋レベル
それぐらいがリアリティーがあります、身近に感じられます
土間、かまど、いろり、古井戸とかね
郷愁を誘うといいますか、どこか懐かしい古民家って感じでね
そんな貴重な住宅がココ、柏市鷲野谷地区にある!
ジャジャ~ン!染谷家住宅であります!

↑↑まずは「門」です、家じゃないですよ↑↑
いやいや、立派な門ですなぁ!
誰だ!ウチよりこの門のが大きいじゃないか!とか言うのは
ってか、大きな門を見ると大体の人が↑コレ↑を言います
まあ、とにかく昔の家ってのは門を大事にします
「門構え」なんて言葉があるくらいですから、ハイ
↓↓門の横の碑です↓↓

門をくぐると↓↓こんな感じです↓↓

庭木も見事なんですよ~
この庭園も国登録記念物になってますから、まあ当然でしょう
こんな庭のある家に住んでみたい!って誰もが思いますけど
この状態をキープするのが大変ですよ、たぶん
これだけの庭で草ボ~ボ~じゃ世間様に顔向けできませんからね
いやいや、生きていくのも大変ですよ
そして庭をズイズイと奥に進むと・・・
母屋の入り口で19代目当主、染谷さん(80歳)がお出迎えデ~ス!

染谷さんは、この家で生まれ、育ちまして
大人になると家を出て東京でサラリーマンをしていたそうです
定年後、現在は誰も住んでいない、この染谷邸を管理しています
染谷さん「いや~誰かがね、家を守っていかないと」
素ン晴らしい!
江戸時代の柏を感じることができる、この家を後世に伝える
これは大事なことです
今年の紅白歌合戦には誰が出るんだ~!ワ~ワ~!
なんてコトより、よっぽど大事なんです、ハイ

玄関を入ると土間になってます
上を見上げると・・・梁がすごいんですよハリがッ!
染谷さん「これは近隣の森で伐採された大木ですね~」
近隣の森!いやいや、現代じゃもうこんな家は作れないでしょう
いや~それにしても梁が太く、逞しくてカッコいい

土間の奥が台所になってまして、かまどがあります
ウチの母親の実家(茨城県)にもありましたね、かまど
お米を炊くと、おこげが発生して、それがまた美味しいんですよ~
そして、このかまど、3連です、シュッポ~!
奥羽本線のSL3重連もビックリですよ、シュッポ~!
きっと住み込みの使用人とか沢山いたんでしょう
なんたって染谷家は地域の名主でしたから(とパンフレットに書いてある)

部屋が連なっております、大宴会ができそうです
冠婚葬祭とかも当然、ここで行われる
一族の全員が集まれる必要があったんでしょう
でもさ、冬は寒いだろうな~

庭には井戸があります
この井戸屋形が、また立派でして・・・
誰です?オレの部屋より広いぜ!とか言ってるのは!
いや~楽しい、昔の日本家屋は見てるだけで楽しい
まだまだ染谷家住宅には見所がたくさんあります
ぜひぜひ、観に行ってください、染谷家住宅
日曜日しか公開してないので要注意!です~
(つづく・・・蔵で染谷さんの趣味、高級オーディオが堪能できます)
【令和7(2025)年11月18日掲載】
パッパラー河合のとことん!KASHIWAマイ・ラブ




