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更新日令和7(2025)年8月12日
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カレーと結婚!?ボンベイ
カレーのまち・柏
その起源はボンベイと言ってもいい
オレが初めてボンベイでカレーを食べたのは高校1年生の時
そう、あれから約49年が経過している
まさに柏のカレー専門店の起源なのである!
当時、紅顔の美少年(ウソ)だったオレはボンベイを食べて思いました
「世の中には、こんなカレーがあるのかッ!
サラッとしてて・・・そう、ドロッとしてないけど強烈な味わいッ
どう考えてもリンゴとハチミツって感じじゃない!」ってね
まあ当時、本格インド風カレーなんて食べる機会がなかった
そもそも存在すら知らなかった
いや~驚きでしたよ、ボンベイカレー
そしてボンベイには驚くことが他にもあるんです
あの49年前、オレにカシミールカレーを運んでくれた女性の店員
その女性がまだボンベイで働いているのであるッ!ヒェ~!
ボンベイのおねえさんこと鈴木さん(78歳)
なんで「おねえさん」かと言うと、当時鈴木さんは20代
お嬢ちゃんでもなく、お母さんでもなく、やっぱり「おねえさん」
あれからズ~ッと鈴木さんは「おねえさん」だ
鈴木さんはボンベイ創業者である初代マスター鈴木さんの奥様
マスターは体を壊し、ボンベイは2005年に閉店
そして3年の闘病後、マスターは亡くなった
だが・・・レシピは残った!
閉店から数年後、ボンベイは再開した
カシミールカレーも「おねえさん」も健在だった
もうボンベイのカレーは食べられないかも・・・
そう思っていたボンベイファンは歓喜!
初代マスターがボンベイを開店させたのは1968年
その時、鈴木おねえさんは22歳、お客さんとして店に通っていた
おねえさんはOLで、給料は15000円
当時1杯200円だったカレーを毎日食べることは出来ない
するとマスターが「結婚すれば毎日食べられるよ」と
そして2人はめでたく結婚、おねえさんは店に立つこととなった
おねえさん「私はね、カレーと結婚したのよ、フフッ」
カレー人間!初代マスター
さあ、何を注文しよう
開店当時から人気ナンバーワンはカシミールカレー
今日はちょっと趣向を変えてチキンカレーにしてみるか
チキンカレー(900円)※ご飯は半分にしてもらってます
ではイタダキマ~ス!
ルーをご飯へ・・・サラサラのカレーがご飯に染み込んでいく
まあ極端に言えばお茶づけに近い、それぐらいサラサラ
パクッ・・・美味い!!!
パクパクッ・・・やっぱり美味い!!
パクパクパク・・・う~ん・・・マンダム!
このカレーは惰性で食べることが出来ない
一口、一口、ウマイッ!とつぶやかざるを得ないのだ
この香辛料の感じね、インド人のソレとはまた違うんですよ
ボンベイならではのインド風なんですよ、エエ
オレのオススメは辛い順番に
カシミールカレー、インドカレー、チキンカレーですね
ホント、柏にボンベイがあってよかった
食後にはデミカップでコーヒー&チョコが出てくる
沁みます
これも創業当時から変わりません
カレーの後の苦いコーヒーがタマランチ会長なワケです
厨房で働くボンベイ戦士達、毎日忙しく働いています!
左からキトラさん(ネパール・35歳)、日本在住9年
2人目はディールさん(ネパール・35歳)、日本在住10年
そしてアインちゃん(ベトナム・20歳)、日本在住1年半
おねえさん曰く「みんな優しくて真面目なのよ~」
いやいや、今日もカレーが美味しかった
柏にボンベイがあるから柏と言える
オレの心の支え、心の故郷と言っても過言じゃない
これからもボンベイをヨロシクお願いします!
追伸
日曜日、柏レイソルvs湘南ベルマーレの試合前
再びボンベイに食べにきました
湘南のユニフォームを着たお客さんもたくさん
「柏に来たらボンベイ」って行動様式の人、結構いるんですよ
今回は野菜たっぷりのボンベイカレー(1300円)です
「男は黙ってカシミール!」
みたいな硬派も、まだまだ沢山いるんですよね
ヒーヒー言いながら、からいからい!と汗だくで食べる
厳しさの中に美味さがある!それがイイんだ!みたいな
オレも20代の頃は硬派な完全カシミール人間でしたけど
今は5回に1回ですね、カシミール
ボンベイカレー、これも創業当時から
そんなワケで鈴木おねえさん
「体が動く限り働くわよ!」と
いや~素晴らしい、オレも見習いたいです、ホント
早く引退したい派、いつまでも働きたい派
オレも圧倒的に後者ですからね~
さあ、カレーを食べて今日も元気に!
(つづく・・・辛いのって慣れが必要なんですよね)
【2025(令和7)年8月12日掲載】
パッパラー河合のとことん!KASHIWAマイ・ラブ