柏は女子ラグビーがアツい！前編〜千葉フロックスかしわ〜

 

なかなか終息が見えないコロナウィルスの影響で、生でスポーツ観戦ができなかったりイベントが中止になったり、本当にスポーツファンにとっては辛い1年となりました。そんな中、柏の女子ラグビーの未来のためについ先日、発足された団体があります。それが「千葉フロックスかしわ」です。（柏市の花が芝桜であることが由来）

4月に柏市ラグビー協会理事に就任された長一江さんにお話を伺いました。実は長さん、柏の焼き鳥屋「つかさ」のオーナーでもあります。そんな長さんがどうして柏市ラグビー協会の理事を引き受けたのか、それはご自身の娘さんの経験があったからでした。長さんの娘さんはラグビーの名門、茨城県の茗渓学園のラグビー部にいたそうなのですが、当時から女子ラグビー人口が少なく試合すらできない状況で県内の別のチームに所属しながら練習をしていたりと、なかなか思う存分ラグビーができなかったそうです。そんな姿をずっと見てきているからこそ、同じような想いをさせたくないと感じ、柏市ラグビー協会の理事として活動していくことに決めました。

実は昨今のラグビーブームもあってか女子ラグビーはじわじわと人気が出てきています。それなのに、全国的に見ても女子ラグビーの練習場所がないのです。この東葛エリアもそう。なんとか練習する機会を与えられないかと、まず「柏女子ラグビー練習会」が発足されました。練習場所や練習相手を求めて、下は小学4年生から社会人まで、柏市はもちろん、お隣の我孫子市や流山市からも沢山のラグビーをやっている女子たちが集まってきました。3年前から麗澤学園に環境が整っていったことも重なり、連携して一丸となって女子ラグビーを盛り上げていくことになったのです。何より1番は、多くの学校のラグビー部を強くしている名監督、小泉監督との連携がとても大きかったと言います。（麗澤学園ラグビー部についてはまた次回）

そしてその「柏女子ラグビー練習会」が「千葉フロックスかしわ」となり新たな団体となりました。

 

練習場所があれば練習することができる、人数が揃えば試合だってできるのです。麗澤学園と連携することにより、練習場所などの環境面は整い、麗澤学園の女子ラグビー部の方も一緒に試合に出ることも可能になりました。

柏の未来への希望！

この「千葉フロックスかしわ」は今年の4月に発足したばかりの新しい団体ではありますが、強くなっていくに違いありません。そんな成長をぜひ柏市民のみなさんに温かく見守って欲しいのです。そしてあなたが応援していた子が将来の日本代表に選ばれるかもしれません。

毎日、不安に押しつぶされそうな日々が続き、正直もう限界を感じている人も少なくないと思います。今はまだ今日この日を過ごすのにいっぱいいっぱいかもしれませんが、柏の女子ラグビーは未来に向かって歩みはじめたばかり！きっとみなさんに素敵な未来を見せてくれると思います。

　後編に続く