トップ > Fan×Fun KASHIWA > アッキーのカシスポ応援し隊っっ! > 悔し涙の先につかんだ日本一!キックボクシング、清水柊熙(しゅうき)選手

更新日令和8(2026)年11月5日

Fan Fun KASHIWA

ここから本文です。

悔し涙の先につかんだ日本一!キックボクシング、清水柊熙(しゅうき)選手

格闘技の聖地、後楽園ホール。
数々の名勝負が繰り広げられてきたこの場所で、柏市の小学4年生、清水柊熙選手(以下、清水選手)がアマチュアキックボクシング全国大会2026・25kg級で見事優勝を果たしました。
(体重別で争う全国大会 決勝は1分30秒×2R)

写真1

千葉県大会を制した後、全国の頂点に立った清水選手が柏市役所を訪れ、太田和美市長に優勝を報告しました。
市長からは「全国の舞台で柏市の名前を届けてくれたことを誇りに思います」と祝福の言葉が贈られました。

何度も負けた相手に、ついに勝利!

写真2

日本一への道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。
今回の全国大会決勝で清水選手が対戦したのは、過去に1勝4敗と負け越していた相手。何度も悔しい思いをしてきた、強敵でした。
対戦が決まったときの気持ちを聞くと、「また負けちゃうかなと思った」と、素直に話してくれました。

相手は組み技が得意な選手で、これまでは体勢を崩され、ポイントを奪われることが多かったそうです。
そこで今回、特に意識したのは「倒されないこと」。そして勝負を分けたのは、相手が回し蹴りを放った瞬間でした。相手のバランスが崩れたところを見逃さず、前に出てパンチで攻撃!
所属するピリカジムの浜崎会長は「あそこで前に出られたことが、一つの勝因だったと思います」と振り返りました。
結果は判定勝ち、何度も敗れてきた相手を破り、初めて全国の頂点に立ちました。

身体だけではない心の強さ!

写真3

実は清水選手、昨年は準優勝が続いていたそうです。決勝までは勝ち進むものの、最後の一歩が届かない。
浜崎会長は、当時の様子を「去年は本当に勝てなくて、ずっと泣いていたんです。心が折れてしまうかなと思ったこともありました」と振り返りました。
それでも、清水選手は練習をやめることなく続けました。
浜崎会長が清水選手に最も大きな素質を感じたのも、実はこのときだったそうです。
「スピードやパワーは指導で伸ばすことができる。でも、負けたときにどう向き合うか。悔しかった時に努力を欠かさないこと、負けをちゃんと認める強さがあるところが今回の優勝という結果に繋がった」と。

清水選手自身、負けた悔しさは練習を再開したら忘れてしまうそうです。悔しいから練習する。そして練習しているうちにまた前を向けると。
失敗や悔しさをいつまでも引きずらない、気持ちの切り替えの早さや、物事の捉え方がうまいからこそ伸びる、と浜崎会長は力強く言っていました。

そのメンタルの強さこそが、今回の日本一につながったのでしょう。

きっかけは、お父さんのダイエット!?

写真4

清水選手がキックボクシングを始めたきっかけは、意外なものでした。
なんと、お父さんのダイエット!
もともとお父さんがジムに通っていて、ある日、幼い清水選手を連れて練習に行ったそうです。
キッズスペースで待っていた帰り道、当時4歳半ほどだった清水選手が突然、「僕もやりたい!」と言い出しました。
その後、家でミット打ちなどを遊び感覚で始め、5歳になったタイミングでジムに入会しました。
そしていまは週6日、学校後に練習しています。

優勝の瞬間、思い浮かんだのは?!

写真5

今回、清水選手が試合をした後楽園ホールは、格闘技ファンにとって特別な場所。
これまで観客として訪れたことはあったものの、自分がリングに立つのは初めてでした。
実際に戦った感想を聞くと、
「すごかった!!!」とズバリ!!

そして、優勝した瞬間、誰の顔が思い浮かんだか聞いてみると・・・
・・・返ってきた答えは、「パパ!!」でした!!!

4歳のころ、お父さんについて行ったジムで出会ったキックボクシング。
一緒に練習を重ね、何度も負けた悔しさをそばで見守ってくれたお父さん。
そんなお父さんの顔が、全国優勝の瞬間に思い浮かんだというのです。
そんな言葉を聞いて、お父さんは涙を拭っていました。

柏から世界へ。目指すはONEの世界チャンピオン!

写真6

全国大会で初めて日本一になった清水選手ですが、夢はさらに大きく広がっています。
目標は、世界的な格闘技団体「ONE」で世界チャンピオンになること。
16歳でプロデビュー、その先の世界の舞台を目指しています。
憧れの選手は、ONEでも活躍する吉成名高選手。
今は憧れる側ですが、いつか自分が誰かの憧れになる日が来るかもしれません。

指導者として技術だけでなく、心の強さを大切にしている浜崎会長。
そして本人の自主性を尊重しながら、全力で応援するお父さん、お母さん、おじいちゃん。
そして何より、キックボクシングが大好きで、負けてもまた練習に向かう清水選手。
その姿から、強くなるために大切なことを教えてもらいました。

お父さんのダイエットをきっかけに始まった、小さな少年の大きな挑戦。
柏から世界へ。いつか世界チャンピオンとして柏に凱旋してくれるのを楽しみにしています。

写真7

ちなみに、清水選手の柏の勝負飯は豊四季にある「焼肉みっちゃん」のネギタン塩だそうです笑
私も食べにいこう〜!!!

せ〜の!カシスポ応援したいっっ!キックボクシングで柏から世界へ!

【令和8(2026)年11月5日掲載】

柏の魅力をシェアしよう!

アッキーのカシスポ応援し隊っっ!

執筆者:岡田亜紀(通称アッキー) 千葉県柏市在住。

柏レイソルをはじめ、柏市のスポーツ関連情報を紹介します。