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更新日令和4(2022)年3月18日
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【198回】手賀沼野草図鑑(前編)
春らしい陽気に様変わりしてきました。
手賀沼自然ふれあい緑道も、春を探すウォーカーも多くなってきました。
道の駅しょうなん「てんと」も連日、沢山の方が押し寄せ順調のようです。
今回と次回は手賀沼周辺に自生する野草(雑草)についてお伝えします。
ところで皆さんは野草と雑草の違いをご存じですか? 大まかにいうと、
野草とは、 山の中など人が管理していない土地に生える草で、人は邪魔だと思わないとか。
雑草とは、 耕地など人が管理している土地に生える草で、人にとっては邪魔なもの。とか。
今回ここで説明する野草(雑草)は、すべて手賀沼自然ふれあい緑道で筆者が撮ったものです。
ここでは、両方ひっくるめて野草と表現しておきます。
【アセビ(馬酔木)】
ヒガンノキともよばれており、春彼岸のころにアセビが花盛りで、仏前の供花にもされる。
早春に穂になって咲く小さな白い花や、紅色の新芽、濃い緑色の葉が美しい 。
漢字の「馬酔木」は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」というところからついたという。
<花言葉> 「犠牲」「献身」「あなたと二人で旅をしましょう」
【オオイヌノフグリ】
オオバコ科クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。緑道のあちこちで群生してますね。かわいい花ですね。
<花言葉>「忠実」「信頼」「清らか」
【オニアザミ (鬼薊) 】
早春のオニアザミの根生葉。 花期は6月から9月で、下向きに数個の花をつける。
試しに触ってみたら痛いのなんのって! 笑。
<花言葉>「触れないで」
【オニノゲシ (鬼野芥子 )】
日本では各地の道端や畑で見かける。花期は春~晩秋で、タンポポのような黄色の花を咲かせる。
よくたんぽぽと間違えますね。
<花言葉> 「毒舌」
【ムラサキカタバミ (紫片喰) 】
南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。
そう、カタバミは黄色い花でしたね。
<花言葉>「輝く心」「心の輝き」
【カラスノエンドウ( 烏野豌豆)】
3月から6月ごろ、葉腋から花柄を伸ばし、赤紫色の蝶形花を咲かせる。
<花言葉> 「小さな恋人たち」 「喜びの訪れ」 「未来の幸せ」
【ギシギシ( 羊蹄 )】
穂を擦ると「ギシギシ」と音がすると言う説がある。春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い雑草。緑道には沢山出てきていますね。ついつい邪魔もの扱いです。
<花言葉> 「忍耐」「隠れ話」「抜け目のなさ」「朗らか」
【コブシ(辛夷 )】
コブシの白い花が咲くのは3月中旬。ようやく寒い冬ともお別れの時期。コブシは開花する前に、つぼみの先端を一斉に北の方に向けていることがあると言います。
そう、千昌夫の「北国の春」で知られてますね。<コブシ咲く、あの丘北国の、北国のは~る♪♪>
コブシとハクモクレンはよく間違えますが・・・。
★コブシ
花色は白/花径は5~7cm/花びらを広げて咲く/花びらの数は6枚
★ハクモクレン(白木蓮)
花色は白に近い生成色/花径は10~15cm/咲き方はチューリップのような上向き/花びらの数は9枚 だそうです。
<花言葉> 「信頼」「愛らしさ」「友愛」「友情」「歓迎」
【タンポポ】
江戸時代の花名は、鼓草(ツヅミグサ)。鼓は日本伝統の楽器で、鼓をたたく音の「タン」「ポポ」という擬音語が語源となり、タンポポと呼ばれるようになったともいわれてるんだそうです。
<花言葉> 「幸せ」「愛の信託」「真心の愛」「信託」「別離」
【チューリップ】
誰でも知ってる花です。これは野草でも雑草でもありません、特別出演です。
サージタンク広場に、今年から登場です。雑草に囲まれて窮屈そうです。笑。除草しなくては!
<花言葉> 「博愛」「思いやり」
今回は、手賀沼野草図鑑(前編)をお伝えしました。次回の後半は
・トサミズキ(土佐水木)
・ナズナ (薺 )
・ハナニラ(花韮 )
・ハルノノゲシ
・ヒメオドリコソウ (姫踊り子草 )
・ブタナ(豚菜)
・ヘビイチゴ(蛇苺)
・ホトケノザ (仏の座 ) をお伝えする予定です。
それでは今回も最後に動画を2編。どうぞご覧ください。
<鷲野谷に見る菜の花畑>
<ヒドリ橋の河津桜>
それでは今回はこの辺で。
【令和4年(2022年)3月18日掲載】
ぐる~っと手賀沼