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更新日令和4(2022)年5月12日
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【206号】マコモタケ田植風景
令和4年5月8日、今年もやってきました。
柏で唯一のマコモタケの田植えが始まりました。マコモタケってなあに?
「マコモタケ」は、担子菌類(たんしきんるい)である黒穂菌(無害)がマコモの株元の茎に寄生して肥大化したものです。 マコモは、1本の苗が一抱えある状態まで成長します。成長した姿がこれです。
休耕田の利用と稲の代替作物の試行で、良質の水、黒穂菌の繁殖により品質の良いマコモタケができるようです。
マコモタケの田植えは、稲作のように機械化処理ができません。一株一株、人の手で行われます。
もう8年余りこの作業がこの時期、この場所で毎年繰り返されています。もう風物詩とも言えますね。
筆者も毎年、この風景を見続けています。
この日は天候もよく、朝9時過ぎから作業が始まりました。主体は、「柏市コミュニティ植物医師の会」のみなさん。場所は、柏市戸張の「浜嶋圃場〈ほじょう〉」手賀沼自然ふれあい緑道が隣接しています。ちょうど、地図上で東経140度00分が貫いているところです。
これは、地上5mの天空から撮影したものです。
この日は「白皮(しらかわ)」「千葉早生(ちばわせ)」の2種類のマコモタケを、各々約500本ずつ植えたそうです。
とりあえずどんな感じか<動画>をどうぞ。
天空からもどうぞ。
横一列にきれいに並んで、リーダーの合図よろしく、一株一株植えていきます。泥に足を取られ、大変そうでした。みなさん手慣れたもので、作業は順調に進んでいきました。
圃場には、青空が映り素敵な光景でした。
マコモタケは中華料理の高級食材で、良質の水、黒穂菌の繁殖により品質の良いマコモタケができるそうです。
この日は、このマコモタケをお店のメニューに取り入れてる柏市内の高級中華料理店の関係者も田植に参加してました。自らの手で植えて育った食材を使った中華料理は、さぞ作り甲斐があるでしょうね。一度じっくり食してみたいものです。
あと少しで作業も終了です。手賀沼の大空が田んぼに映えて、手賀沼ってほんとにいいですね。笑。
喧々諤々、大きな声で植えてる姿をどうぞご覧ください。笑。
きれいに整列して植えられています。
始めてから2時間、午前11時には田植作業が終わりました。
なお食材として店頭に出回るのは9月末から11月初めごろまで、柏市の産直「かしわで」、道の駅しょうなんの産直売り場で販売するとのことです。
あと4か月後が楽しみです。
それでは今回はこの辺で。以上、<現場からお伝えしました>。
【令和4年(2022年)5月13日掲載】
ぐる~っと手賀沼