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更新日令和4(2022)年6月24日
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【212号】外来水生植物刈取作業(2)
去る5月12日から、手賀沼では千葉県による外来水生植物刈取作業が開始されています。水深の浅い場所は「ハーベスター」、水深の深い場所では「ハイドロモグ」といういずれも大型の刈取船で、外来水生植物を刈り取っています。
今回は前々回の<外来水生植物刈取作業(1)>に続きその刈取作業の模様をお伝えします。
今回は、手賀沼自然ふれあい緑道ヒドリ橋を流れる大津川上流の作業風景です。
これは令和4年5月24日の大津川上流の状況です。
これは令和4年6月1日の状況です。ナガエツルノゲイトウの異常なまでの繁茂状態がよくわかります。
この日は「ハイドロモグ」という大型の刈取船で作業をしていました。大津川での作業を見るのは初めてです。
大津川沿いの遊歩道でウォーキングのたびに気になっていた水生植物の繁茂状態がすっきりして、これで安心です。気持ちよくウォーキングできます。
刈り取った水草は次々と運搬船で桟橋まで運ばれ、その後陸上の保管場まで運搬されます。
今までこんな作業風景を間近に見ることはできなかったため、ヒドリ橋の上からその模様を見学している市民の方も多かったですね。
ここで動作業風景を動画でご覧ください。
これは、きれいになったヒドリ橋から下流の風景です。すっかりきれいになっています。
この手賀沼の刈取作業は、7月中旬まで続くそうです。
ここで<うんちく講座>です。笑。
千葉県環境生活部水質保全課の了解を得て掲載しています。
外来水生植物ナガエツルノゲイトウって言われても何のことかさっぱりですよね。
悪名高きナガエツルノゲイトウはどうしても<ナガエツルノ・ゲイトウ>と区切って読んでしまうのですが、漢字では【長柄蔓野鶏頭】と書くそうです。何やら難しいで漢字が続きますね。
<ナガエ・ツル・ノゲイトウ>と区切って読むのと理解しやすいです。
ノゲイトウ(野鶏頭)の花穗(かすい)を短くしたような花が咲き、茎が蔓のように伸び、花の柄が長いことを表しているということです。この蔓でどんどん繁茂していくのですね。ナットクです。笑。
わかりやすい説明ですね。(提供:千葉県環境生活部水質保全課)
では、英語ではなんていうのでしょうか?
ナガエツルノゲイトウは、英語では簡単にalligator weed(ワニ草)と呼ばれてるそうです。
長細い葉がワニに例えられているとのことです。
これでまたまた勉強になりました。(提供:千葉県環境生活部水質保全課)
話をもとに戻します。
これは、なかなか見ることのできない作業風景を千葉県環境生活部水質保全課より提供いただいてます。機械ばかりでなく人間の手でもこのように刈取作業をしています。暑い日の毎日、お疲れ様です。
こうやって手賀沼の自然が守られてるのですね。ありがたいことです。
(提供:千葉県環境生活部水質保全課)
刈取船ハイドロモグは5月30日から6月6日まで作業を終了し、翌日、ハイドロモグを搬出したそうです。遠隔地よりの大型トレーラでの刈取船の運搬、手賀沼への荷下ろし作業も大変だと思います。
(提供:千葉県環境生活部水質保全課)
最後に、ほっとする手賀沼のカワセミをご覧ください。令和4年6月21日撮影です。
それでは、今回はこの辺で。早く梅雨が明けるといいですね。
【令和4年(2022年)6月24日掲載】
ぐる~っと手賀沼