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更新日令和4(2022)年8月18日

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【220号】ちょっぴり秋の気配

今年の立秋は8月7日。もう2週間過ぎようとしています。立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬(11月7日)の前日までが秋。 暦の上では<秋>になりますね。
日中はまだ残暑が厳しく1年で最も気温が高くなる時期といわれていますが、先週あたりからは、朝夕がちょっぴり涼しくなり、秋の気配が感じられるようになりました。
ところで
読者のみなさんは、この稲のような穂先を見て、なんという名前の雑草かご存じですか?
手賀沼のほとりには、多くのこの雑草が生えています。風になびく姿は秋をちょっぴり感じさせます。

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この雑草の名前は、 多年草でイネ科モロコシ属の<セイバンモロコシ(西播蜀黍)>といいます 。
初めて知りました。世界中で手に負えない勢いで増えているようです。
手賀沼沿岸でも同様、もともとあったススキなどの在来種の生育場所を奪っているように感じます。
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地下茎をどんどんのばし、わずかにちぎれた地下茎の断片からも新しい株として育つそうで、
ひとつの株の寿命が長く、一度生えると簡単には抜けないくらい深く根を張るそうです。
さらに周りの植物の生育を抑える成分を出し、広範囲にわたってセイバンモロコシだけが占領してしまう状態になってしまい、初夏から秋にかけて、茎の先に赤茶色の大きな穂をつけるそうです。
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花言葉は「 唯我独尊」「他を圧して 」だそうです。なんか納得しますね。笑
手賀沼もまさにこの状態です。
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とはいうものの、早朝に緑道をウォーキングしていると朝焼けのシルエットとなっていい感じです。
ちょっぴり秋を感じさせます。これは日の出直後のシルエットです。
ウォーキングの帰り道、北西の空を見ればこのようにたくさんのセイバンモロコシが頑張ってます。
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やっぱり、秋はススキでしょうね。

そんな手賀沼にもう一つ。
カラスウリ(烏瓜)の花が咲いてました。なんとも不思議な形をしていますね。
花期は夏で、7月〜9月にかけての日没後から開花するそうです。 早朝見られたのでラッキー!
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モジャモジャがなんか不思議ですね。
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カラスウリの花言葉は、「誠実」「よき便り」「男ぎらい」だそうです。
夜を待つ特徴が「誠実」という花言葉の由来だとか。日の出前に太陽をさけるようにしぼむことが男ぎらいの由来だという。 なんとも楽しいですね。
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きれいに開花すると星型になるようです。
今年、我が家に咲いた月下美人といい、このカラスウリといい夜に咲く花に今年はよく遭遇します。

ところで、やっぱり秋は、<実りの秋>。 
手賀沼干拓地は、稲穂が垂れ始め、今や遅しと刈り取られるのを待ちこがれています。
今週から、手賀沼周辺では、稲刈りが始まっているようです。
来週あたりから道の駅しょうなんの直売所でも、新米が続々登場することでしょう。楽しみです。
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それでは、ここで令和4年8月9日 午前4時59分の日の出の瞬間をご覧ください。
きれいな朝の太陽です。
写真を逆からたどれば、日没の夕陽が沈む光景といってもいいくらいです。笑
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この頃の手賀沼の朝の空は、素晴らしい光景ばかりです。機会を見てまたご紹介しましょう。

最後に同日の日の出模様を<動画>でご覧ください。


それでは今回はこの辺で失礼します。コロナに負けずがんばりましょう。

【令和4年(2022年)8月19日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!