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更新日令和4(2022)年9月9日

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【223号】彼岸花を見においで

今年もやってきました。9月、彼岸花の季節です。
筆者は「手賀沼の名所づくりを」を合言葉に始まったボランティア団体「一球会」に2014年から参加し、今年で9年目になります。手賀曙橋より手賀大橋まで緑道を彼岸花で埋め尽くそうという訳です。
今では、<手賀沼の彼岸花>として柏市、我孫子市近隣のみなさんには有名になったようです。

さて、多くの彼岸花は、寺院の境内に生えており、なんとなく暗いイメージがあります。お彼岸の頃に開花するため、その名前がつけられたようですが、別の説もあります。
あまりいい意味ではありませんが、一説によると、彼岸花を食べた後はその毒性から「彼岸(死)しかない」といわれるため、不吉な花といわれることもあるようです。
そのせいか、彼岸花は他にも「死人花」や「幽霊花」「地獄」「捨子」などといった不吉な印象を与える異名もつけられています。年配の方はそういうことで嫌がる方もいますね。
そんな不吉な異名を吹き飛ばす彼岸花が手賀沼にはあります。

私が手賀沼の彼岸花をお薦めする理由は、以下のように喧伝しています。笑
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どうです? ご覧になりたくなったでしょ。
そうそう、皆様は「てがぬまカレンダー」というのをご存じですか?
クリーン手賀沼推進協議会(事務局 我孫子市手賀沼課)が手賀沼写真コンクール応募作品から優秀作品を選定し、構成されてるものです。
ここ数年は9月の写真として、なんとここサージタンクでの彼岸花が採用されてます。来年も使われるようです。うれしいですね。やはり、応募者の彼岸花ベストスポットになってるんでしょう。

ところで、サージタンク(surge tank):調圧水槽とは、流体の過剰な流入量を一時的に蓄えることで流量を緩和して増減を平準化することを目的に備えられる貯槽類に与えられる名称で、北千葉導水路のために設けられています。手賀曙橋より700m手賀大橋寄りの地点にあります。
そこの隣接する広場に彼岸花が植わっているわけです。もう9年経ちました。
前市長の秋山さんも、毎年毎年来ていただきボランティア活動を励まし、その活動を理解していただきました。ありがたいことです。新市長もぜひいらしてくださいね。
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これは、サージタンク上の遠望台から見た手賀沼の写真です。(令和4年9月6日撮影)
ここからの手賀沼遠望は素晴らしいものがあります。手賀沼一番と自負しています。一度試されるといいですね。この写真位置の右側がサージタンク広場になっています。
今まであまり知らせてなかったのですが、サージタンク広場の前も彼岸花が植わっております。
今年からは<手賀沼とコラボする彼岸花>を今まで以上に見ることができます。そこで、去る令和4年9月2日、県土木事務所の許可を得たうえで、一球会大山会長と私とで、雑草取りをしました。
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沼側の法面<幅2.5m、長さ100m>にわたって刈りました。彼岸花も元気な姿を見せてくれるでしょう。
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3往復してきれいに刈り取りました。翌日には朝5時半から、私一人で自転車道にはみ出た枯れ草をきれいに掃き、白線が見えるようにしておきました、久しぶりの朝仕事でした。
今後、写真撮られる方はぜひ白線よりはみ出さないように、自転車に注意していただきたいものです。

更に、令和4年9月6日には、新松戸造園さんの力を借りて、2万本の彼岸花が植わってるサージタンク広場に<立ち入り禁止のロープ>を設けました。彼岸花が痛めつけられないように。

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さすが、丁寧な作業をしていただきました。写真撮影の邪魔にならぬように地上20cmの高さで張ってあります。すばらしい写真を撮っていただくようにとの配慮です。
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ありがとうございます。(令和4年9月6日撮影)

現在、ここにはまだ彼岸花は咲いていませんが、先行して10数輪の<夏水仙>が咲いています。
来週あたりから、いよいよ彼岸花が顔を見せてくれるでしょう。
これは、夏水仙(彼岸花科)です。青空に映えていい感じです。
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(令和4年9月6日撮影)

ここで、昨年の彼岸花の様子を振り返ってみましょう。今年の開花は若干早まりそうな予感がします。
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(令和3年9月20日撮影)手前の方はちょっと枯れかかってますね。

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 (令和3年9月16日撮影)青空と雲のコラボが素敵です。今年も巡り合えますよ。

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 (令和3年9月19日撮影)満開の様子です。

今年も楽しみですね。
それではここで動画をご覧いただましょう

サージタンク沼側雑草刈取(令和4年9月2日撮影)



朝仕事(令和4年9月3日撮影)

豪快!手賀沼の空(令和4年9月6日撮影)

彼岸花開花まであと少しです、楽しみに待ちましょう!

最後に先日行われた柏市おうち花火手賀沼会場(令和4年8月27日撮影)
我孫子市カッパ祭り会場(手賀沼公園)より撮影。(我孫子市河合様提供)

以上
彼岸花の開花、準備風景をお伝えしました。
それでは今回はこの辺で失礼します。

【令和4年(2022年)9月9日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!