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更新日令和4(2022)年10月7日
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【227号】手賀沼の主役交代
9月はアッという間に、彼岸花の追っかけで過ぎてしまいました。(笑)
想い出を込めて、振り返ってみます。彼岸花見どころ個所の<咲き始め>と<満開>時期を比較してご覧ください。
■曙橋駐車場横:
ここが9年前に植え始めた彼岸花植栽の最初の場所です。桜の木の根元にも群生しており、白い彼岸花も咲いていました。
<咲き始め>令和4年9月14日 <満開>令和4年9月26日
■サージタンク広場:
ここが手賀沼の彼岸花のメイン会場です。彼岸花開花前に夏水仙の開花から始まりました。
彼岸花自体の咲き始めは、令和4年9月15日あたりでした。
多くの方に来ていただき、彼岸花の絨毯を初めて見たと喜んでいただきました。
<咲き始め>令和4年9月5日 <満開>令和4年9月26日
■サージタンク広場前沼側のり面:
今回から雑草の草刈りに力を入れて、<沼>+<大空>+<彼岸花>のコラボレーションを
実現しました。多くの方がシャッターを下ろしてました。日当たりの良さで一番早く咲いてくれました。
<咲き始め>令和4年9月9日 <満開>令和4年9月18日
■染井入橋(日の出橋)際:
曙橋より緑道を手賀大橋方面に約1.8km行ったところ、6か所の群生地があります。
緑道側から見下ろす感じでよく見えるところです。
のり面を降りて下から見上げる感じで写真撮影もいいところです。
<咲き始め>令和4年9月14日 <満開>令和4年9月20日
例年のことですが、彼岸花は、なぜ彼岸の中日に照準を合わせて咲いてくれるのでしょうね。
今年も満開時期は秋分の日に合わせてくれました。毎年楽しみです。
という訳で、今年の手賀沼の彼岸花を振り返ってみました。いかがだったでしょうか?
これは、令和4年10月3日、何事もなかったかのように、彼岸花を刈り取っていただいた後の曙橋駐車場横とサージタンク広場の状況です。緑道管理会社の皆さんが彼岸花終了宣言とともに即日実施してくれました。ありがたいことです。
(曙橋駐車場横広場)
(サージタンク広場)
この芝生の地中で活動している球根も、これからしっかりと葉を茂らして冬を越し、春になるとせっせと光合成を行い球根に栄養を貯え、夏の休眠時間を経て、また来秋、元気な顔を見せてくれることでしょう。来年は手賀沼の彼岸花が10周年を迎えることとなります。
さて、ここからは、話が変わって「マコモタケ」の話題です。
「マコモタケ」とは、マコモに寄生した黒穂菌の影響で根元の部分の茎が肥大してきます。
その膨らんで太くなった茎の部分のことです。マコモタケはクセがほとんどなく、柔らかい筍のような歯ざわりがあり、ほのかな甘味とかすかにとうもろこしのような香りがします。
中国料理では高級食材としてよく使われている食材の1つです。
毎年9月中旬から10月一杯をかけて、マコモタケの収穫作業が行われています。
先日、令和4年9月29日、収穫作業の模様を取材しました。
手賀沼自然ふれあい緑道の近く、柏市戸張の浜嶋マコモタケ農場(1800坪)です。
今年で6年目だそうです。
当日は、柏市コミュニティ植物医師の会マコモタケチームの方々も、収穫作業をしていました。
今年はことのほか出来が良いそうです。
ただいま、「道の駅しょうなん」、柏市産直「かしわで」で発売中です。
筆者も、大好きな食べものです。素焼き、てんぷら、焼き込みご飯など、季節の味を味わっています。
美味しいですよ。
手賀沼は「彼岸花」から「マコモタケ」へと主役は交代しました。間違いなく季節は進んでますね。
10月に入り、各種イベントもあちこちで催されるようです。
令和4年10月22日には全国造園フェスティバルが曙橋周辺で、令和4年10月30日には手賀沼エコマラソンもあるようです。青空のもと、大会が成功裏に終わりますように・・・。
それでは今回はこの辺で。
【令和4年(2022年)10月7日掲載】
ぐる~っと手賀沼