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更新日令和4(2022)年10月21日
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【229号】新発見:北星照ラスの手賀沼
手賀沼はどちらかというと、旧沼南町(現柏市)と我孫子市とのつながりが深い。筆者は44年前、旧沼南町に住み着き、家の登記は我孫子市役所だったんですね。だから、我孫子市はわが心のふるさと?
しかし今は柏人。柏だって手賀沼あるよね。手賀沼の北端には、北柏ふるさと公園があり、柏市みどりの基金(カシニワフェスタの事務局、テガチャリも運営)もそこにある。また手賀沼自然ふれあい緑道の始点<北柏橋>も、手賀沼にそそり出る大堀川終点に位置している。
ここは、厳密にいうと我孫子市根戸。柏市北柏地区と隣接しているので、<キタカシ・アビコ>と呼ばせてもらおう。なんと小高い丘の上から、バッチリ手賀沼の始まりが見えるんです。
ガソリンスタンドの向こう岸に北千葉導水ビジターセンターも見えますよね。分かりますか?
で、この丘に登るのにこんなに素晴らしい小径が整備されていて、20mぐらい進むと右側に突如階段が現れたんです。
上がってみると、かつて、木々が生い茂り、竹林だっただろうこんなところが手賀沼北端にあったのかとうれしくなってきます。この竹林も絵になりますね。静寂のひと時といったところです。
ここは、北柏に隣接する我孫子市根戸城跡西側30mのところに隣接する金塚古墳。我孫子市内で一番西に位置する古墳だとか。
こんもり盛り上がってるところが金塚古墳。その周辺が整備されてこんなに素敵なところに。
手作りベンチも用意され、足元は木材チップが敷き詰められフカフカ!
令和4年8月には「なつやすみ森の映画上映会」、「星の巡礼ライブ」なども開催されたとか。まさに、野外イベントには最適な場所だ。
この場所をなんと「北星照ラス(根戸城址の森)」と呼ぶんだって。
常磐線を挟んで北側に北星神社(我孫子市台田)というのがありますが、かつてこの場所は北星神社(この場所と直線距離で500m)の敷地だったとか。この地域は柏市と我孫子市の境界線、一本道を又げば、あっちだこっちだと迷いそう。
だから<キタカシ・アビコ>と勝手に呼ばせてもらっちゃいますよ。
で、なんと「北星照ラス」(この表記、筆者も気に入っている)と命名したのが「北柏をいい街にしませんか?」を合言葉に地域活動している【北柏たのしいことやっちゃおうプロジェクト(略称:キタカシYP)】。 確か夏に花火もあげてましたよね。いやいや、地元有志の方々の熱意にも感服です。
またまた前置きが、長くなりました。(汗
いよいよ本題です。先日令和4年10月14日にこの北星照ラスで、あるイベントが開催されたんです。
その名も<和太鼓ライブ>と称して、日本全国で活躍の【刺繍家 星野真弓】さんと、世界を股に活躍する【和太鼓奏者 中嶋初穂】さんのコラボイベント。
余談ですが、星野さんと言えば、東日本大震災から10年の節目に完成した刺繍画【レジリエンス ー 千手観音菩薩 ー】を令和4年2月から半月にわたって我孫子市で展示をされ、その素晴らしさに圧倒された記憶があります。筆者も拝見しに行きました。
そして今回の刺繍画。まず、非公開で開催されたのが<音魂入れ>という儀式。星野さんの新作刺繍画「天と地を繫ぐ~紡ぎ龍~」に、それをイメージして中嶋さんが 『竜鳴きの蒼』(りゅうなきのそら)という新曲を進呈し、刺繍画に魂を入れたのだ。
星野さんのこの刺繍画は来月、東京銀座でお披露目会があるという。このときの和太鼓も刺繍画もそこまでは非公開ということでしたが、当日撮影された写真を通して刺繍画をしっかり見せていただきました。星野さんありがとうございました。すばらしい刺繍画を誰よりも早く見られて幸せです。読者の皆さまも!
左:星野真弓さん 右:中嶋初穂さん ( 写真提供:星野真弓さん(掲載許可済み))
まさに、刺繍画から勢いよく飛び出した「紡ぎ龍」が北柏の大空から降臨し、入魂されると再び北柏秋の空高く、昇天していくだろう。和太鼓演奏を聴いてそう感じました。
さあ、ここから「和太鼓ライブ in 北星照ラス」が始まります。
主催者のあいさつ。北柏楽しいことやっちゃおうプロジェクト代表:小齋さん(左)、NPO法人 住み良いまちづくり研究所代表:米澤さん(右)。地域おこしをするすばらしい方々です。
この日のために、住み良いまちづくり研究所工房で作られた大きな竹灯籠。夜空に幻想的な光を発していて素敵でした。
さてここからは、和太鼓の演奏です。まずは、『締め太鼓』を使って、曲名は『知』。
すず虫の音とともに、締め太鼓の軽快な音が会場を魅了しました。時折、常磐線の列車の音もアドリブ参加してきましたね。笑
何はともあれ、動画で実際の和太鼓の響きをどうぞ。
<5分間ダイジェスト版>:演奏時間5分
<全演奏>:演奏時間13分
実際の音の響きを感じていただけましたでしょうか? いかがでしたでしょうか?
観衆も夜空に響きわたる豪快な響きにうっとり、聴き入っていました。最高の環境ですね。
キタカシがんばれ!
今度は直径約1m、胴の長さは約60cm。『大平短胴太鼓』を使った演奏です。
次の曲名は『音の音』。中嶋さん! ヨ!ニッポン男児! 毎年タイにて演奏を行い、和太鼓そして日本文化の普及に力を注いでいるそうです。
全身全霊を傾けた、中嶋初穂さんの素晴らしい和太鼓演奏がこれだ。当然、北柏の手賀沼に響きわたってるに違いない。手賀沼のウナギもびっくり?
和太鼓の音に酔いしれました。
北星照ラス、竹灯篭も併せ、絵になりますねエ。
さあ、お待たせしました動画をどうぞ。
<5分間ダイジェスト版>:演奏時間5分
<全演奏>:演奏時間17分。
日本茶でもすすりながら、心穏やかにどうぞご覧ください。
いかがでしたか。動画編集は私ですが、事前に中嶋さんにも見ていただき、喜んでいただきました。
最後に、これは住み良いまちづくり研究所の工房で作られた渾身の竹灯籠。
この龍も素晴らしい。手間かかってますよね。
おっと、主催者「キタカシYP」の名前も。
お疲れさまでした。関係者の方々、このイベントを紹介くださりありがとうございました。
北柏は、きっといい街になりますよ。
もちろんお隣我孫子さんも、ご一緒にいい街になりますよ。
柏ってほんとにいいね。我孫子ってほんとにいいね。
それでは今回はこの辺で。
【令和4年(2022年)10月21日掲載】
ぐる~っと手賀沼