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更新日令和5(2023)年2月17日

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【245号】ヒドリ橋と言えば・・・

手賀沼自然ふれあい緑道を利用される方は、誰でも知っている<ヒドリ橋>。
鎌ケ谷市くぬぎ山を源流とし、かつての旧沼南町と旧柏市の境に流れる大津川。今や柏市の大堀川と並ぶ利根川水系の一級河川。その大津川手賀沼河口に架かる立派な橋である。
竣工は平成5年(1993年)3月というからちょうど30年になる。30年も見続けていることになる。
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橋の欄干には見事な鳥の銘板が仕組んである。じっくり見てみると表裏ともこのような鳥の絵が埋め込まれている。ここから手賀沼を透かして見るのもまたいい。
ところで<ヒドリばし>の<ヒドリ>って一体何だろう?そんな鳥がいるのか?この橋の命名の由来を誰に聞いてもわからない。でも、この銘板に表されている銘板に描かれた鳥がその由来に違いない。

・・・ということで調べてみた。
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<ヒドリガモ>という鴨がどうも怪しい。漢字では「緋鳥鴨」と表記する。カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類の一種で、オナガガモ、マガモ、コガモなどと並んで、日本で最も普通に見られるカモ類だそうな。冬鳥である。そもそも「ヒドリ」の<ヒ:緋>とは「緋色(ひいろ)」のこと。濃く明るい赤色。深紅色のことで平安時代から用いられた伝統色名だそうな。

・・・ということで、手賀沼にヒドリカモがいるのか?。鳥類に詳しい友人のO氏に聞いてみた。
「ああ、見かけるよ!」と手賀沼で撮った写真を提供してもらった。私にとっては貴重な写真。
それが、この写真。手賀沼東端、手賀沼フィッシングセンター付近で撮ったとのこと。
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確かに、顔が全体に赤褐色で、頭上は褐色しているね(オスの特徴)。一度、遭遇したいものです。
今度の日曜日に、手賀沼でバードウォッチングがあるから会えると嬉しいな。


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ヒドリ橋付近からは、対岸の我孫子市が良く見える。ちょど我孫子駅付近だ。高い建物が複合施設けやきプラザ。ここから富士山、手賀沼を眺めるには眺望がいい。
更に左隣に巨大なマンション群も見える。かつての大手工作機メーカー工場の跡地に建てられたものだ。

お待たせしました!<ヒドリ橋>と言えば・・・
そう、河津桜ですよね。緑道を造るときに計画的に植栽されて橋の両側に植えられている。
毎年、春を感じるいちばんのスポット。今か今かと待ちわびるスポット、もう何十年となく見届けてきた。満開までにあと何回来るだろう。
気になるので、今年もどんな感じか訪ねてみた。
令和5年2月14日。まだまだ全体的に満開にはほど遠いが、咲き始めた1本の河津桜が迎えてくれた。
昨年の満開時期は3月初旬だったから、まだまだですね。あと2週間ちょっとの我慢我慢!
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今にも咲きそうな感じ。頑張ってるね。
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まだまだ蕾が大半ですね、青空に映えます。
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この河津桜たちが咲き誇ったら、見事なもんですね。あれ?去年も確かこの木の枝が早かったような気がする。
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なごむねえ。やっぱり青空がその美しさを倍加してくれている。
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この河津桜たちが、春を運んできてくれるんですね。11
はやばやと、顔を見せてくれてありがとう。

昨年もそうだったけど、その内、J:COMさんの生中継が入るからよろしくね。私が知らせることになってるんですよ(笑)


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老夫婦がやはり河津桜が気になって訪ねてきてました。いつまでもお元気で!
数輪でも咲いていれば満足ですよね。

最後に、もう一つの話題。4月になれば、ヒドリ橋の袂に<キクモモ>もきれいな花を見せてくれます。
ご存じでしたか?これも楽しみです。これは令和4年4月16日に撮影したもの。
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キクモモ。珍しい花ですね。
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以上、<ヒドリ橋>にまつわるお話でした。

それでは今回はこの辺で。
<春よ来い!早く来い!>ですよね。

【令和5年(2023年)2月17日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!