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更新日令和5(2023)年3月3日

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【247号】手賀沼ガイドボランティア講習会

先ごろの「広報かしわ」で、「手賀沼ガイドボランティア養成講座」を募集していたので応募してみたところ、運よく参加できたのでその模様をお伝えします。

主催はNPO法人かしわ環境ステーション。講師は手賀沼をよく知る松清(まつきよ)さん。
手賀沼ガイド事業は、かしわ環境ステーションが柏市環境政策課から委託されているもので、
柏市内42校の主に小学4年生を対象に、環境学習支援を目的に、手賀沼の主に<環境的側面>についてのガイドをするもの。小学生だけでなく、ふるさと協議会や地域の団体から依頼も受けているという。
今回は10数名の受講生。現在まで約40名がこの講座を受講されているそうだ。

講座は3回シリーズ
1回目:手賀沼ガイドボランティアの目的と手賀沼について
2回目:小学生児童に対するガイドの方法と船上ガイドの進め方
3回目:実際に船に乗ってガイドを体験

今回は3回目の<実際に船に乗ってのガイド>の模様の報告です。
手賀沼には我孫子市側に3軒のボート屋さんがあります。いずれも遊覧船を所有していて、今まで何回か乗船したこともあります。今回は「手賀沼の小池」さん所有の遊覧船でのガイドツアー。

まずは講師の説明から。乗船時の注意事項など・・・。
船は、西の方角、北柏ふるさと公園方向に向けて進みます。

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私のブログでもお馴染みの「北千葉導水第二機場」が見えてきました。
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この付近は、かつて70年余り前に<町営の柏水泳場>があったところでもあります。

ここで船はぐるりと旋回し、手賀沼を東に向かいます。
大津川河口付近を通り、右に船戸古墳群、箕輪城址、昨年リニューアルした道の駅しょうなんを見ながら手賀大橋へ向かう。手賀大橋は、実は片側2車線を経て現在は上下2本の橋で出来ているのだ。橋を下から眺めてみるとその構造がよくわかる。
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橋をくぐり、左手に見えるのか手賀沼親水広場。「水の館」とカッパの像。カッパはきれいな水のところに棲むという架空の生き物。手賀沼もきれいになってほしいという願いから作られたという。
かつては大噴水が出てましたよね。何とか復活してもらいたいと思うが、噴水ポンプが外されたとのことで復活は無理。あの頃が懐かしい。
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船を進めると右側に、かつての「ハスの群生地」を通過。数年前までハスがいやというほど群生していたところ。突如として、ハスの群生が無くなってしまって、手賀沼の名物が無くなりがっかり。原因はいろんな説があるが、本当のところは不明。
東にどんどん進むと手賀沼フィッシングセンターを正面に見て、その付近をUターン。

お目当ての<手賀沼中央地点>に到着。以前の手賀沼の中心地点だったところ。千葉県の水質調査地点でも利用されている。
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ここで、透視度計を使ってその日の透明度を観察。
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透視距離は20cmあたり。まだ、汚れていることにびっくり。
日常の生活の中で手賀沼をきれいにするために、自分たちに何ができるかを考えさせる実体験でした。

ここからは、一気に船はスピードをあげ、帰路につく。いつも見慣れてる手賀大橋も船上から見るとまた美しい。
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我孫子高校あたりのビオトープ(ビオトープとは生物が自然な状態で生息している空間のこと)。
手賀沼周辺には我孫子側にビオトープが数カ所かある。
続いて、手賀沼花火大会の打ち上げ用台船を見ながら・・・
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この日は曇り空。あまり野鳥を観測できなかったが、やっとのことで、スマホでパチり。
鳥の名前に間違いないと思うが、どうでしょう?
コブハクチョウ。セグロカモメ。
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コガモ。カンムリカイツブリ。
d h

ミサゴ(多分まちがいないと思うが)
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野鳥の名前を知ったら楽しいだろうな。
先日も別の野鳥の観察会があったが1時間で39種類もいた<らしい>。
私が確認できたのはその4分の1ぐらい。野鳥は名前を言い当てるのが難しいですね。

ぼちぼち、出発地点の戻ります。
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最後に講師の方から、<説明方法の総括>で終了。乗船時間約1時間。

知ってるようで、まだまだ知らないことばかり。もっと鳥の名前を言い当てられないと
その意味でも、ガイドをする自信がないな!

以上、講習会のご報告でした。

最後に
ついに、3月になりました。3月初めの朝焼けをお届けします。
令和5年3月1日午前6時ちょうどの手賀沼です。
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やっぱり手賀沼は美しい。
それでは今回はこの辺で。

【令和5年(2023年)3月3日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!