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更新日令和5(2023)年3月10日
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【248号】中央学院高校書道部
3月に入って、春本番! 手賀沼のヒドリ橋、道の駅しょうなん「野菜レストランSHONAN」の近くの河津桜も見頃を迎えています。もうすぐソメイヨシノを代表する桜も開花し、手賀沼の水辺にもいよいよ本格的な春が巡ってきます。
手賀沼に春をもたらす最大イベントが「あびこ桜まつり2023~竹宵~(以下、「あびこ桜まつり」と略す)」(主催:NPO 法人住み良いまちづくり研究所)なんです。今年で8回目。
その「あびこ桜まつり」のなかなか見られない準備風景を今回と次回にわたって潜入レポートします。
令和5年3月18日~4月9日まで開催されるこのイベントでは、手賀沼親水広場周辺で高さ90センチの大型竹灯籠がゲートの周りと遊歩道を飾り、その数は200本以上となるようです。
今回は正面ゲートの電飾オブジェを飾る<ビッグ書道>。その準備風景をご覧いただきます。
手賀沼にほど近い我孫子市「中央学院高等学校書道部」が今回も担当してくれてます。
中央学院高等学校書道部と言えば、令和4年6月に行われた予選の関東ブロックを第一位で通過し、「書道パフォーマンス甲子園」に
令和4年7月に愛媛県の四国中央市で開催された「書道パフォーマンス甲子園」では、全国で102校参加した中で、予選に勝ち抜いた本戦出場20校中11位という成績を収めたそうです。その時の模様がこれ。躍動感があってすばらしいですね。
これらの写真は、中央学院高校の許可を得て掲載しています。
この書道部が、桜まつりを盛り上げてくれるんですから、感激です。今年もお世話になります。
主催者としてもお手伝いしないわけにはいきません。
令和5年2月16日、「住み良い工房(作業場)」で障子紙を張り、2月21日、軽トラックで学校まで届けました。
「住み良い工房」では、桜まつりに向けて2月初めから準備を重ねています。準備期間を1か月半も費やしてのイベントですから、その労力たるやすごいですね。
令和5年2月23日、学校内で「墨入れ(本番書き)」をするというので、密着取材をしました。
朝9時ごろから、廊下に大きなテントを敷き、その上に紙を敷きながら、下書き練習が始まりました。皆さん寒い中を素足で正座しながらです。お疲れさんです。
自分の担当する文字を何回も何回も練習。担当の先生も指導に大忙し。
みなさん真剣です。
何回も何回も、納得するまで。美しく美しく美しく・・・。
ついに出ました。ビッグ文字。「繫ぐ(つなぐ)」。堂々として力強いですね。
足裏も気にせず、一心不乱に書いてました。
ここまでの、練習風景は、次の動画でどうぞ。
さてさて、
午前11時、いよいよ本番です。厚手の障子紙を張ったキャンバスは、畳4畳分の大きさ。床に置いて書きます。
書道部全員で協力して準備しています。
さてなんて書くんでしょう。
『 繫ぐ
春の風に吹かれて 美しく舞う わたげのように
自然溢れる この場所で 新しき
命が芽吹く 』
中央学院高校書道部(落款)
新春らしいすばらしい文章ですね。手賀沼の春の草花も喜んでくれることでしょう。
書き始めました。入れ替わり立ち替わり、書道部全員参加で、自分の持ち分を書いていきます。
左半分が書きあがりました。力強い文字ですね。
この板は、伏せたキャンバスでも、作業しやすいように専用台として作られたものです。
右半分も出来上がりました。
完成形です。約50分で仕上げました。実はこんな廊下で書いてたんですね。(上空から撮影)
動画で<とっておき本番風景>をどうぞご覧ください。早送り動画です。
いかがでしたか? 本当にお疲れさまでしたね。
1、2年生全員で記念撮影をぱちり。
令和3年2月28日、書いていただいた電飾オブジェを工房に持ち帰り、防水、強度の確保のためパラフィン加工をし、余分なパラフィンを溶かし、完成させました。それがこれです。当日は、バックライトが点きます。3月15日あたりに会場設置します。
これは昨年の桜まつりの電飾オブジェ。こんな感じでバックライトが点きます。
期間中は、竹灯籠の灯りと相まって桜咲く夜空を演出してくれることでしょう。
なお
3月25日(土曜日)
・11時から
「中央学院高等学校チアリーディング部パフォーマンス」
・14時45分から
「中央学院高等学校書道部パフォーマンス」
4月1日(土曜日)
11時30分から
「中央学院高等学校吹奏楽部+OBの演奏」もありますので、ぜひお越しください。
なお
当日のスケジュール、イベント内容はこちらをご覧ください。
住み良いまちづくり研究所ホームページは、こちら(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
以上、長くなりましたが、「あびこ桜まつり2023~竹宵~」の準備風景をお届けしました。
次回も「あびこ桜まつり2023~竹宵~」の準備風景第2弾!(裏話)をお届けします。
お楽しみに。
それでは今回はこの辺で。
【令和5年(2023年)3月10日掲載】
ぐる~っと手賀沼