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更新日令和5(2023)年5月26日
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【258号】驚きのジャンプ
ここは、手賀沼自然ふれあい緑道。皆さんよくご存じの北千葉導水ビジターセンター。
導水管を通して約8km先の利根川の水が引き上げられ、ここでぐるっと折り返して手賀沼に放水され、また利根川に流れていく。手賀沼の浄化に大変役立っているのだ。
普段は何もなく、ただ大量の水が流れている光景の放水路。それが毎年この時期になると・・・。
突然、2週間ぐらい?騒がしくなる。なんだなんだ・・・それは?
体長50cm以上もあろうか。巨大魚たちが1mぐらい湖面から次々とジャンプを繰り返している。
ジャンプした魚につられ、他の魚たちもジャンプするように思える。その光景は圧巻そのもの。見ていて飽きない。(笑)
この日は、令和5年5月10日。この光景を見たくて数日この場所に通った。午前10時ごろである。
いったいこの魚たちは何だ?
そう、「ハクレン」という中国大陸原産の コイ科の淡水魚だ。漢字では「 白鰱 」と書く。
日本には明治時代以降、タンパク源の確保を目的に中国からの移入が行われ、太平洋戦争中の昭和18年(1943年)に利根川水系に放流されたものだけが天然繁殖したらしい。
手賀沼は利根川とつながっているから、手賀川を経由して遡上してくるのだろう。
数十匹のハクレンが、連続で一斉に跳ねる光景はダイナミックそのもの。
しかし、なぜジャンプするのかはナゾらしい。そこがまたいい。(笑)
「臆病な魚なので杭にぶつかった反動である」とか、
「物音や振動などに驚いて跳ねるのではないか」とか、
「最初に驚いてジャンプしたハクレンにつられ、他のハクレンもジャンプする」とか
いろんな説がある。本当の事はわかっていないらしい。
写真ではこの光景がわからないでしょうから、動画を見ていただこう。
いかがだったでしょうか? すごい迫力でしょ。
最後に、ここ北千葉導水ビジターセンターから見た朝の風景をどうぞ。
令和5年5月4日の午前5時です。 きれいな雉(キジ)も見ましたよ。
それでは今回はこの辺で。
【令和5年(2023年)5月26日掲載】
ぐる~っと手賀沼