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更新日令和5(2023)年12月22日
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【284号】ミニ門松を作ろう
今年も残すところ10日余りとなりました。今年最後のブログをお届けします。
今回は、手賀沼のアカマツの剪定枝を使った新松戸造園さん主催の「ミニ門松講習会」に
お邪魔しましたので、その模様をお伝えします。筆者も過去2回ほど出席させていただましたが、今回は外側から拝見しました。写真は、主催者、受講者に許可を得ています。当日配布の資料も参考にさせていただきました。
門松は、新しい年が来たことを告げる年神様が降りてくる目印・場所です。唐の時代の中国で、家の門の前に長寿を象徴する松を飾ったことが起源だとされています。日本では平安時代に始まったそうですね。竹に松を添えるという現在の門松の原型が出来上がったのは室町時代になってからで、竹も長寿を象徴することから、こうした形ができあがったと言われています。
松:一年中青々とした「長寿」
竹:生命力がつよい「繁栄」
梅:「開運」「出世」をもたらす
ナンテン:「難を転ずる」 4つの縁起物が用いられているそうです。
<迎え飾り>:2番目に長い竹が内側→商売繁盛
<出飾り>:2番目に長い竹が外側 →新しい門出のいわれがあるらしい。
さあ、「うんちく」講座も終わって、実技の始まり。
まずは完成形をじっくり眺める。今回の参加者は定員オーバーの24名。大人気だったんですね。
男性が3分の1、女性が3分の2だったとのこと。柏市をはじめ、近隣市や茨城県からも来られたそうです。これだけの材料を揃えるだけでもたいへん。スタッフの気の入れようが伝わってきますね。
まずは、わらを巻き込んで、胴体部分の制作。簡単のようでなかなか難しい。
なかなかうまくいかない。指が痛くなります。(笑)
おっと、ぐるり、ここまで見事に完成しました。お上手ですね。
続いて、鉢下から出ているわらをガイド板の円に沿って切り落とします。きれいにできました。
さあここから飾り付けです。事前に3本の竹は用意していただきました。
胴体(缶)の中に竹を立てて、その周りをオアシス(園芸用吸水スポンジ)で埋めます。
中心の竹と缶の隙間に、松をはめていきます。バランスを見ながら扇状に松をしならせていきます。
うまくできました。
周囲の人の出来ばえが気になります。(笑)
うまいもんです。きれいにできています。みなさん、一段落です。あとは最後の飾りつけです。
ナンテンと幣束(へいそく)を付けて完成です。参加者全員の24基のミニ門松が完成しました。
所要時間約2時間弱。いっきに正月が来た気分です。
・・・以上、現場からでした!(笑)
さて、まもなく令和6年新年をむかえます。本ブログも1月6日に始まった239号から今回の284号まで45回ご覧いただきました。来年もがんばって発信してまいりますのでよろしくお願いします。
それでは、素晴らしい「初日の出」が拝めますように。
良いお年をお迎えくださいませ。
【令和5年(2023年)12月22日掲載】
ぐる~っと手賀沼