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更新日令和6(2024)年4月26日
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【297号】春の観音寺ーその1
ぼたん寺として知られる柏市逆井の観音寺を訪ねてみました。そのレポートです。
今回と次回にわたってお伝えします。撮影日は、令和6年4月19日(金曜日)です。
立派な入口です。道路を挟んで向こう側に<柏市立逆井中学校>があります。
校庭から新入生の元気な声が聞こえてきます。
【ボタン:牡丹】
なんといっても、観音寺のシンボルはボタンですね。本堂前あたりに多く植えられています。
昔より若干数が少なくなったように感じます。
少し、満開時期を過ぎたのでしょうか?
元気がないようにも見えます。
ボタンの花言葉は「王者の風格」「高貴」「恥じらい」「人見知り」などがあります。
一輪挿しでも豪華に見えるボタンの様子からつけられたそうです。確かに!
ボタンには赤以外にも白や紫色、黄色など色とりどりの花をつけているようですね。
【ミツバツツジ:三葉躑躅】
本堂横に植えられていました。意外と知られていないかもしれません。
ミツバツツジには、ことのほか思い入れがあります。私の生まれ故郷「長野県飯田市の市の花」なんです。昭和52年9月1日に、飯田市制施行40周年を記念して制定されたんですね。
理由は、/寒さに耐えてきて,早春に咲き、明るく美しく、あざやかな花である/岩場、やせ地等の悪条件のところにも、たくましく成育している/伊那谷には沢山あるが、他地域には少ない/一本でも群生でもよく、街路樹としてもふさわしい/・・・だそうです。
主に、山地や丘陵地のやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育するという、故郷のミツバツツジが柏で会えるなんて感激です。
ちなみに、我が家の庭には、故郷から移植したミツバツツジを植えています。
花が咲き終わると、葉が3枚出てきます。ミツバツツジの由来はここから来ています。
【ツツジ:躑躅】
色鮮やかなツツジが、咲いてました。よく、ツツジとサツキの見分けがつきませんが
見分ける方法は簡単! <花の大きさ>ツツジは約6cm、サツキは約4cm。<おしべの数>がツツジは5本以上、サツキ5本だそうです。覚えておくといいですね。
【ドウダンツツジ:灯台躑躅】
満天星躑躅(ドウダンツツジ)、台湾吊鐘花(中国名)と表記することもあります。
漢字表記の方が、言い得て妙ですね。
和名 の「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似ていることに由来しているとのことらしいです。
私の家の近所にもたくさんの<吊鐘花>が咲いていますが、観音寺の吊鐘花は立派です。
【ミツマタ】
3月から4月ごろにかけて、三つ叉(また)に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせます。
一年枝の樹皮は和紙紙幣の原料として用いられることで有名ですね。
そうそう、新紙幣が令和6年7月3日に発行されますね。ここでもミツマタが使われているんでしょうか?
以上、観音寺の春をお届けしました。明日からゴールデンウィークが始まります。
どうぞ、お気をつけてお出かけください。
次回は「観音寺の春ーその2」をお届けします。
【令和6年(2024年)4月26日掲載】
ぐる~っと手賀沼