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更新日令和6(2024)年7月12日

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【301号】今年もマコモタケ

手賀沼と言ったら「マコモタケ」。そう高級中華食材として珍重されているマコモタケ。
令和6年5月12日 柏市戸張新田「浜嶋圃場」で 「柏市コミュニティ植物医師の会」の皆さんによってマコモタケの田植えが行われました。機械に頼れないその田植え風景をお届します。

ところで、マコモタケをご存知ですか?
季節になると道の駅しょうなんでも出荷されますね。
マコモはイネ科の多年草。一本の苗が分割し、茎が20~30本ほどになり、丈は約2mまで成長します。中国をはじめ、東南アジア諸国では古くから食用や薬用として用いられている植物で、日本でも「古事記」や「万葉集」などにもその名前が出ています。
根元の部分の茎が横に肥大し、その肥大した部分を「マコモタケ」と呼び、外皮をむいた白い部分を食べる事ができます。
これは、隣接する圃場で育成した「マコモタケの株」です。

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今回植えた品種は白皮(約600株)、千葉早生(約600株)合計約1200株だそうです。
株がプリバケツに小分けされ、準備ができたようです。
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さあ、田植えの開始です。皆さん中腰でスタートです。田んぼに足を取られながら歩くだけで重労働です。各自小分けした株に入っているポリバケツを携えて移動します。
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ロープを張って掛け声とともに一斉に移動します。ロープには、植える箇所の目印があり、きれいに植えらるようになっています。
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ロープの両端もしっかり張って、こちらも結構筋力を必要とします。
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きれいに見渡したマコモタケ圃場です。高くそびえる高圧線も絵になります。左側が柏市戸張新興住宅地。右側が手賀沼になります。ここがすべてマコモタケで埋め尽くされます。6000平方メートル(縦60m×横100m)の広さだそうです。
7m上空から眺めるとこんな感じです。
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作業をやり終えた、「柏市コミュニティ植物医師の会」の皆さんです。
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皆さん、疲れも見せず元気そのものです。

マコモタケは特に食物繊維が豊富で、腸内の老廃物を取り除くことが期待でき、またカリウムを多く含んでいますので血圧を下げる効果もあると言われています。高血圧症の筆者にとっても有用な食材です。(笑)ちょうど、タケノコとトウモロコシを合わせたような味と香りがあり、食感もタケノコとアスパラガスの中間ほどのやわらかさです。どんな味にも馴染みやすいので食材としての利用度は高いようです。
マコモタケの栽培は、
2~3月の株の野焼き
4~5月のトラクターによる苗代づくり
5月の田植え
5~7月の除草
9~10月の収穫
と年間を通しての作業なんですね

これは田植えが終わってから約半月後の令和6年6月2日。田んぼの除草作業です。
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そのままにしておくと、草がはびこってしまいます。
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細かい手作業が続きます。
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雄大な手賀沼新田の空も広がっています。
あと数回、草取りなどをして、9月後半の彼岸が終わったころに収穫期を迎えます。
9月末には、農産物直売所「かしわで」、道の駅しょうなん直売所で買い求めることができます。
東葛地区では、マコモタケはここだけ。今から待ち遠しいですね。

それでは今回はこの辺で。

【令和6年(2024年)7月12日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!