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更新日令和4(2022)年7月1日
Fan Fun KASHIWA
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【213号】季節の花
猛暑の続く毎日ですが、皆様、体調管理は大丈夫ですか?
今回は手賀沼付近に見られる季節の花を4種ご紹介します。
<★睡蓮> 令和4年6月23日撮影
手賀沼のハスの群生地では、今ではすっかり蓮の姿を見ることはできなくなってしまいましたが
ここ、増尾城址総合公園ビオトープでは可憐な睡蓮を見ることができます。
朝になると花を咲かせ、夕方に花を閉じるそうですが、閉じたところはまだ見たことがありません。
この池に咲いています。柵を超えないで近くまで寄ると・・・
スマホでもこんな写真が撮れますよ。
花言葉は、「信仰」「清純な心」「信頼」「甘美」「優しさ」です。古代エジプトでは太陽のシンボルだったようです。「信仰」の花言葉はこのことに由来しているとか。
<★ネムノキ> 令和4年6月27日撮影
漢字では合歓木。手賀沼自然ふれあい緑道では、今週が見頃を迎えています。10数本のネムノキの大木が植わっています。ネムノキは手賀沼の宝庫です。例年に比べて今年は花つきがいいように感じます。近くに寄ると、甘い香りが漂ってきます。
葉が夜になるとぴったりと閉じ合わさって眠っているように見えることから「ネムノキ」の名前が付けられたといいます。
ネムノキの花は夏に咲き、昼間は閉じ、夕方には花を開いて夜の間咲きつづけ、朝になると花を落としてしまう一日花ですね。朝の緑道の舗装道路には落ちた花がいっぱいです。
また、「合歓木」の「合歓」は、左右の葉っぱが合わさって閉じることから男女の伴寝の意味とも。
上の方に咲いてるので、普段は花の様子を近くで見ることは難しいですね。
近くで見てみましょう。紅色の毛のような柔らかな花ですね。
ネムノキの花言葉は「歓喜」「胸のときめき」。ネムノキは夜になると葉を合わせるように閉じる習性があり、その様子から中国では夫婦円満の象徴とされているようです。
<★エゴノキ> 令和4年6月27日撮影
去る令和4年5月27日掲載の拙著【208号】満開の白い花(別ウィンドウで開きます)でエゴノキを紹介しましたが、それから1か月経った今では、たくさんの実をつけています。エゴノキの実は「ジシャの実」といって、「お手玉」に入れたりします。「エゴノキ」は、果実を口に入れるとのどや舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来するといわれます。
今回は「ジシャの実」でのお話です。
「ジシャの実」(エゴノキの実)には毒性はあります。実の皮には、エゴサポニンという有毒物質を含んでいて噛むと苦味があるそうです。エゴサポニンにより胃や喉などの粘膜が炎症を起こし、胃腸炎や胃のただれによる腹痛、ジンマシンを引き起こすそうです。またエゴサポニンは、水に溶けると石鹸のように泡立つ性質があることから、古くは実を石鹸代わりに利用していたそうです。
花言葉「壮大」は、高さ10mほどにもなる高木に釣り鐘状の白い花を一斉に咲かせる姿にちなむとも言われているとのこと。
<★クチナシ> 令和4年6月30日撮影
クチナシは香りの良い花を咲かせることで有名な常緑低木です。甘い香りが周囲を漂わせています。
花の形は八重咲と一重咲きがあり、今回は八重咲ですが、一重咲きの品種は秋になると橙色の実をつけ、熟しても口を開かない事から「クチナシ」の名が付いたと言われているそうです。
クチナシは光沢のある濃いグリーンの葉を持ち、花色は白です。
緑道には、あちこちにクチナシが植えれています。
ここは、筆者が毎朝、日の出を撮りに来る、染井入落し橋の休憩所付近です。
なんとも言えない甘い香りが漂ってきます。
一部朽ちかけている花も見受けられました。クチナシの花言葉は「優雅」「とても幸せです」です。
ということで今回は、季節の花をお伝えしました。いかがだったでしょうか?
最後に日の出の風景2編ととっておき写真をどうぞ。
令和4年6月28日 4時43分 日の出
令和4年6月29日 4時35分 日の出
令和4年6月29日 4時30分 アオサギのお食事風景
今年も半分が過ぎました。暑い毎日ですが、どうぞお体を大切に乗り切りましょう。
それでは今回はこの辺で。
【令和4年(2022年)6月30日掲載】
ぐる~っと手賀沼