【264号】蝶が寄ってくる花

前回は送電線鉄塔のお話をしました。送電線はこの先どこまで続いているんだろうなと、
思いを巡らせながら眺めるのもいいですよ。令和5年7月3日、手賀沼自然ふれあい緑道を散歩してみました。

ちょうど、緑道に隣接して鉄塔が敷設されています。ヒドリ橋より北千葉導水ビジターセンター寄り200mのところです。

この鉄塔を囲むように、何やら白い花が群生しています。小雪がちらついているようです。

ものすごい数ですね。

近くに寄ってみましょう。白い花に混じって紫色の花も数本咲いています。

もっと近くに寄ってみました。何やら小さな花が沢山まとまって咲いているようです。

花の名前は「ブッドレア」、和名では「フサフジウツギ（房藤空木）」ともいいます。
枝先に小さい花をいっぱいつけ、「藤」を思わせ、葉っぱは対生（たいせい）して「空木」のようなことから
房藤空木の名がついたとか。言い得て妙ですね。 小さな花の集合体でできた房状の花 なんですね。

また、 ブッドレアは長い円錐形の花穂（かすい）が甘く香り、蜜を多く持ち＜蝶が寄ってくる＞ことから、英名では「バタフライブッシュ」と呼ばれているそうです。ブッシュは低木の意味。これも、なんともいい名前ですね。

これは、筆者の自宅（kuma3ガーデンと勝手に呼んでいます（笑））で咲いているブッドレアです。

花色は濃い紫。株全体を沢山の花が覆っています。花が痛んだら、花首の下で切り落とすと次の花ができます。夏から秋まで継続して咲くみたいですから楽しみです。


ここからが、今回のブログでお伝えしたいところの本論です。（笑）
「バタフライブッシュ」はほんとに蝶が来るのか・・・？　驚きました！
本当にバタフライ（蝶）が来てくれたんです。奇跡といっていいでしょうか？

こんな大きな蝶なんです。早速図鑑で調べました。「ツマグロヒョウモン（褄黒豹紋）」というんですね。＜袖が黒く豹の柄をしている＞んです。確かに！

密がおいしいのか、夢中になってしばらくは離れませんでした。


ここで＜群生と蝶の舞＞。とっておきの動画をどうぞ。
「ブッドレア」覚えました。
「フサフジウツギ（房藤空木） 」覚えました。
「バタフライブッシュ」しっかり覚えました。
ついでに
「 ツマグロヒョウモン（褄黒豹紋）」も覚えました。（笑）

最後に「ブッドレア」の花言葉をどうぞ。花の色によっていろいろあるんですね。
白の花言葉：「親しみのある関係」。チョウを引き付けることに由来。
　ブッドレアとチョウの姿を見て、仲のいい人たちの様子を連想したとのことです。
紫と青の花言葉：「恋の予感」「魅力」。良い香りのする花房にチョウが集まることが由来。
　ブッドレアの魅力に夢中になるチョウの姿が、まるで恋をする若者をイメージさせるとのこと。

長くなりましたが、昼間の暑さも大変です。
水分補給をしっかりして、うっとうしい梅雨を乗り切りましょう。

それでは今回はこの辺で。

【令和5年（2023年）7月7日掲載】