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更新日令和5(2023)年7月21日

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【266号】手賀沼にハスはあるんかい(後編)

前回に続き手賀沼のハスの話題です。
<手賀沼にハスはあるんかい> さあ、どうなんでしょう。
ご覧のように手賀沼のハスが3年前、忽然(こつぜん)と姿を消しました。原因はいまだに不明です。
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展望台がかつての存在を示すべく寂しく残っているだけです。
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役目を終えた鑑賞用の木道も今や雑草が生い茂り・・・
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立ち入り禁止の標識があるだけです。
いまだに「手賀沼=ハスの群生地」と思われている方も少なくありません。訪問される方の中にも、時たまいらっしゃいます。もちろん、がっかりされています。

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手賀沼でハスが見られないのか?
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そんなことはありません。面積はかつてと比較になりませんが、ハスを鑑賞できる場所は3か所あります。手賀沼自体で1か所、手賀沼に隣接して2か所。いずれも我孫子市側にあります。
ご紹介しましょう。もうハスは終わりに近づいていると思います。
取材日はいずれも令和5年7月10日です。

まずは、<舞妃蓮(まいひれん)>
手賀沼の蓮見舟でお世話になった「手賀沼の小池」さん、園内です。
手賀沼とは<沼続き>になってます。
(★ご注意:自由に見ることはできません。見学には、許可が必要です。)
こんな案内板が掲げてありました。
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現天皇とあるのは、現在の上皇合夫妻のことです。
「風に舞うように見える」「花弁が舞うように閉じる」さまが高貴な花と言われたとのこと。
実際の舞う模様は最後の<動画>でご覧ください。
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これぞ蓮といった感じですね。こんなハスの形が好きです。
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散る寸前の花弁の姿です。確か咲いてる期間は4日間と聞きました。
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青空に映えますね。栽培面積はそんなに広くないですが、かつてはこんなハスが手賀沼を覆いつくしていたのでしょう。

次は<藕糸(ぐうし)>蓮というハスです。手賀沼に隣接する場所で咲いています。
案内板はこのようです。
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花弁が108枚から148枚とはすごいですね。花弁の色も赤く艶やかです。
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我孫子市側の「手賀沼ふれあいライン」に沿った「根戸新田」の一角にあります。
NPO 法人「手賀沼トラスト」のみなさんが管理されています。自由に拝見することができます。

もう一ケ所<藕糸(ぐうし)>蓮の咲いてる場所があります。「手賀沼ふれあいライン」水生植物園の近く我孫子市側手賀沼遊歩道を歩くと「花蓮」の標識が出ています。
こちらは農家の一角、野菜直売もしています。
こんな案内板があります。c
勉強になりますね。
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接近して見られます。きれいな立派な花弁です。
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農家さんがしっかり世話をしてるんでしょうね。毎年見られるのもうれしいですね。

という訳で
「手賀沼にハスはあるんかい?」の回答は
「手賀沼にハスはあるんです」となります。面積はかつてと雲泥の差ですが「ある」んです。
ご理解いただけましたか? 笑

最後に舞妃蓮を動画でどうぞ。

という訳で
今回はこの辺で失礼します。

猛暑が続いていますが、水分補給をしっかりして、この酷暑を乗り切りましょう。

【令和5年(2023年)7月21日掲載】

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執筆者:kuma3(くまさん) 千葉県柏市在住。

柏市南部、主にカシワニの棲む手賀沼を中心として自然の魅力をぐる~っと紹介していきます。カシワニの棲むあなたの知らない柏の魅力を新発見!